幽霊塔 (江戸川乱歩全集) の感想
参照データ
タイトル | 幽霊塔 (江戸川乱歩全集) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 江戸川 乱歩 |
販売元 | 沖積舎 |
JANコード | 9784806066415 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 全集・選書 » 個人全集 |
購入者の感想
江戸川乱歩の「幽霊塔」と黒岩涙香の「幽霊塔」についてのレビューはすでに記したので、
ここでは、宮崎駿氏の口絵についてのみ記す。
口絵はカラー16ページで、東京・三鷹の森ジブリ美術館の企画展示『幽霊塔へようこそ展-通俗文化の王道-』で、
パネルとして展示されているものを収録したものである。
内容は、幽霊塔の解説漫画「ぼくの幽霊塔」からはじまり、
宮崎駿と『乱歩の幽霊塔』の出会いとジブリ美術館の企画展発案の経緯が2ページほどで記されているが、
60年ぶりに「乱歩の幽霊塔」を読んだ宮崎は、小説に出ている幽霊塔の造形に飽き足らず、
自分が映画にするのならこんな感じと「空想の映画企画」のために新たな幽霊塔のデザインを起こして、
その内部を詳解した断面図解まで披露する(ここまでで5ページ)。
その後、乱歩と黒岩涙香の幽霊塔と、そのオリジナル版の「灰色の女」とで、作品の舞台となる「幽霊塔」が、
作品ごとにどう違うかを詳解し、涙香と乱歩がどのように原作をアレンジしたのかを解説した後(6ページかけて)、
ここでは、宮崎駿氏の口絵についてのみ記す。
口絵はカラー16ページで、東京・三鷹の森ジブリ美術館の企画展示『幽霊塔へようこそ展-通俗文化の王道-』で、
パネルとして展示されているものを収録したものである。
内容は、幽霊塔の解説漫画「ぼくの幽霊塔」からはじまり、
宮崎駿と『乱歩の幽霊塔』の出会いとジブリ美術館の企画展発案の経緯が2ページほどで記されているが、
60年ぶりに「乱歩の幽霊塔」を読んだ宮崎は、小説に出ている幽霊塔の造形に飽き足らず、
自分が映画にするのならこんな感じと「空想の映画企画」のために新たな幽霊塔のデザインを起こして、
その内部を詳解した断面図解まで披露する(ここまでで5ページ)。
その後、乱歩と黒岩涙香の幽霊塔と、そのオリジナル版の「灰色の女」とで、作品の舞台となる「幽霊塔」が、
作品ごとにどう違うかを詳解し、涙香と乱歩がどのように原作をアレンジしたのかを解説した後(6ページかけて)、