太一×ケンタロウ 男子ごはんの本 その2 の感想

独身時代に、カレーや肉野菜炒め等適当な料理は作っていたものの、適当さ故に、きちんとした料理は作ったことがありませんでした。でも、ドラマで、病気の奥さんの代わりに、昔取った杵柄で料理を作る旦那さんの姿に憧れていましたが、そんな男性には、「男子ごはん」のTV番組と本は、本当、「お勧め」です。

「男子ごはん」という、いかにも男の子でも作れそうな簡単な料理番組といった感じの題名にひかれ、昨年番組を見始め、「美味しそうだし、簡単そうだし、一緒に作ってみる？」と妻に言った時、「本当？」と笑って言っていたのは、もう昔のこと。今では、ケンタロウさんのメニューで週一回はウチごはんです。先週、TVでやったメニューを今週作るか、それとも、１、２巻のメニューから選ぶかは、ちょっと贅沢な悩みですね。

嬉しいのは、シンプルな食材を、簡単な作り方で、「ケンタロウ’S　ポイント」を外さなければ、まず美味しくできるので、既に３０品目以上作りましたが、失敗したのは、ひっくり返し方を失敗し、見かけが悪くなってしまった広島風お好み焼きくらいですね。
ホワイトハンバーグ、スペアリブ、ミートローフ等、これまで想像もできなかった料理を自分達で作り、かつて、奥さんが、別の先生の本を見て、いろいろ材料を入れて作ってくれた酢豚よりも、この本にある酢豚の方が簡単で、ちゃんと美味しくできたのも驚きで、ますますファンになってしまいました。

ケンタロウさんのキャラが味なので、出来れば、TV番組を何本か見て、ビデオに撮って、それに沿って作って美味しく味見してから、TVで見た以外のメニューを、本のレシピだけを見て作っても良いと思います。「ケンタロウさんの言うことだから、この処は、このくらいいい加減に作ってもでも大丈夫。」等、調理具合の勘所もつかめてきますし、何より、料理を楽しんで作っている、ケンタロウさんと太一くんを見て、知らぬうちに料理に対して肩に力を掛けず、楽しんで作っている自分の姿に気づきます。

奥さんによると、「メインの料理の他に、その時期の食材で、メインに合う付け合わせメニューも紹介されているのも良いわよネ。」とのこと。