「アメリカ社会」入門―英国人ニューヨークに住む (生活人新書) の感想
参照データ
タイトル | 「アメリカ社会」入門―英国人ニューヨークに住む (生活人新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | コリン ジョイス |
販売元 | 日本放送出版協会 |
JANコード | 9784140882931 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論 |
購入者の感想
ニューズウィーク日本版でも記者経験のあるジャーナリストのエッセイ。英国人からみた米国社会への違和感を綴っているが、一つ一つのエピソードが面白い。
例えば、米国では大統領候補が露骨に信心深さをアピールするが、英国では政治家が神のことを語ろうものなら、現実認識力に疑いの目を向けられる、とか。首相在任時のブレアが記者に信仰について問われた時、キャンベル報道担当官は「われわれは神には関わらないようにしている」とういったそうだ。また、英国で3世代にわたって閣僚を輩出した家系は2家族で、縁故が幅をきかす米国とは大きく違う。
英国といえば、日本同様酔っぱらいに寛容な社会であり、ロンドンに行くと、東京同様に酔っぱらいをみることが多いと感じていたが、筆者によれば「イギリスではつき合いの範疇に入る飲み方でもアメリカでは依存症のレッテルを貼られる」そうだ。
グローバルといえば米国がスタンダードという感覚があるが、英国の目から見れば、米国は案外異常な社会であることがわかってくる。
例えば、米国では大統領候補が露骨に信心深さをアピールするが、英国では政治家が神のことを語ろうものなら、現実認識力に疑いの目を向けられる、とか。首相在任時のブレアが記者に信仰について問われた時、キャンベル報道担当官は「われわれは神には関わらないようにしている」とういったそうだ。また、英国で3世代にわたって閣僚を輩出した家系は2家族で、縁故が幅をきかす米国とは大きく違う。
英国といえば、日本同様酔っぱらいに寛容な社会であり、ロンドンに行くと、東京同様に酔っぱらいをみることが多いと感じていたが、筆者によれば「イギリスではつき合いの範疇に入る飲み方でもアメリカでは依存症のレッテルを貼られる」そうだ。
グローバルといえば米国がスタンダードという感覚があるが、英国の目から見れば、米国は案外異常な社会であることがわかってくる。