人はなぜ闘うのか―JRのすべては人材活用センター弾圧事件からはじまった の感想

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参照データ

タイトル人はなぜ闘うのか―JRのすべては人材活用センター弾圧事件からはじまった
発売日販売日未定
販売元教育史料出版会
JANコード9784876523016
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

購入者の感想

この本は、普通の鉄道員が正当な理由なく逮捕される話です。
政治が行き過ぎた国鉄つぶしを強行し、ただ普通に鉄道員として仕事をしているひとが次々デマで逮捕されていき、家族や見かねた人たちが支援し、最後に無罪を勝ち取るという話で感動する内容でした。
 法律を勉強している方には、刑事訴訟の実例として参考になると思います。
 社会・労働事情を研究されている方にも参考になると思います。
人間尊厳を真正面からえがいた本です。国鉄分割民営化は1987年です。民営化したとたんバブルがはじけ、20年の平成不況が続き、大勢の人が傷つきました。そうあって、今一度、この社会の停滞の原点を再確認するのに最も良い本だと思います。思い出話でおわるふざけた鉄道の歴史本ではなく、「躍動する仕事への熱意」「運転への情熱」「誇り」そういったものを人間から一枚一枚はがしてゆく自由主義立法政策の中で、鉄道員がそれにさからい、人間としてのなくしてはならない核心を守り抜く戦いが記録されています。国労問題とは何かといえば、まず一冊目に読む本といえ、皆さんもぜひ読んでください。最後まで読めば、なるほど、読む価値があったと思うはずです。

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人はなぜ闘うのか―JRのすべては人材活用センター弾圧事件からはじまった

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教育史料出版会から発売された人はなぜ闘うのか―JRのすべては人材活用センター弾圧事件からはじまった(JAN:9784876523016)の感想と評価
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