愛しすぎる女たち (中公文庫) の感想
参照データ
タイトル | 愛しすぎる女たち (中公文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ロビン ノーウッド |
販売元 | 中央公論新社 |
JANコード | 9784122036291 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
私自身はアルコール依存症の家庭で育った訳ではありませんが、何らかの形で家族関係すなわち人間関係の基本を学ぶ初期過程で躓きを経験している者にとっては、一度、自分がこのケースに該当するのではないか?と疑って手に取ってみて良い本だと思います。よくある癒し本とか、宗教みたいに「~すれば幸せになる」みたいに根拠の洞察が無いような本は「お喋りをそのまま本にしたジャンク本」と思うのですが、これはケースを中心に(つまり論理ばかりコテコテの学術書よりも読みやすく)、どうして「不幸好きな恋愛感情」を好んで持ってしまうのか?に対する一つの仮説を提示しており、読む時間が惜しいとは思いませんでした。
お奨めの際のワタシ的なキーワードとしては、「相手が幸せが私の幸せ/相手を幸せにするという行為に依存する」「役立ち必要とされる事が私のアイデンティティ/あの人の役に立ちたい」「相手にどんな扱いを受けてもこんな私だから当然」「自分は愛されるような人間ではない」「私は結構しっかり者」「苦労性/貧乏性/逆境好き」・・・・以上に該当する方は、こんな仮説もあるのかと読んでみて損はないと思います。(私は古書店で105円で買ってしまったので、お得感倍増でした)
こういう女性が、マズイ事に「そうした女性を好む男性」と出会った場合、破局か維持&悪循環というシナリオがまた重要です。
ただし、これも(有効な)仮説の一つ。自分の中に起こる出来事はいつもオリジナルだという点は、こうした類の本を読む時に心に留め置くべきとも思います。与えられた仮説で自分の思考に目隠しをして、パリッと方向転換して幸せになるもよし、トコトン不幸を味わい理解して、自分で答えを見つけて這い上がるもよし。
お奨めの際のワタシ的なキーワードとしては、「相手が幸せが私の幸せ/相手を幸せにするという行為に依存する」「役立ち必要とされる事が私のアイデンティティ/あの人の役に立ちたい」「相手にどんな扱いを受けてもこんな私だから当然」「自分は愛されるような人間ではない」「私は結構しっかり者」「苦労性/貧乏性/逆境好き」・・・・以上に該当する方は、こんな仮説もあるのかと読んでみて損はないと思います。(私は古書店で105円で買ってしまったので、お得感倍増でした)
こういう女性が、マズイ事に「そうした女性を好む男性」と出会った場合、破局か維持&悪循環というシナリオがまた重要です。
ただし、これも(有効な)仮説の一つ。自分の中に起こる出来事はいつもオリジナルだという点は、こうした類の本を読む時に心に留め置くべきとも思います。与えられた仮説で自分の思考に目隠しをして、パリッと方向転換して幸せになるもよし、トコトン不幸を味わい理解して、自分で答えを見つけて這い上がるもよし。