日本版WISC-IVによる発達障害のアセスメント ‐代表的な指標パターンの解釈と事例紹介‐ の感想

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タイトル日本版WISC-IVによる発達障害のアセスメント ‐代表的な指標パターンの解釈と事例紹介‐
発売日販売日未定
販売元日本文化科学社
JANコード9784821063710
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購入者の感想

現場レベルでは専門性の問題や時間的制約から、WISCによるアセスメントが苦手な人や状況があると思います。またWISCの結果が医療機関から送られてきて困っている学校の先生もいると思います。そのような臨床心理士で発達系やWISCが苦手な人や、特別支援などの現場教員にお勧めだと思います。
当然ですが、本書でしばしば引用される、WISCマニュアルや「WISC-IVの臨床的利用と解釈」「エッセンシャルズWISC-IVによる心理アセスメント」「エッセンシャルズ新しいLDの判断」、日文テクニカルレポートも適宜読み返していく必要があると思います。

ただ、自戒を込めて書きますが、本書を活用する人は注意すべき事があります。
WISC-IIIの頃も問題でしたが、教科書に載っている解釈例を、「そのまま」、「目の前の子どもに」、「安直に」、当てはめてしまう「専門家???」が出てしまう事です。
本書に出てくる例と、目の前の子どもの共通する部分と異なる部分がある事をきちんと理解しながら、この本を活用する必要があります。もし本書に載っている大まかなパターン解釈の例をコピーしたような報告書が出回るとすれば、結局、点数を見て子どもを見ていない、残念な報告書になってしまいます。なぜこのようなプロフィールになったのか、子どもはどのようにこの問題に取り組んだのか、解釈(仮説)は子どもの日常の問題をどの程度説明できるのか、等を意識しながら、1事例1事例、丁寧に考えていく事を忘れてはいけないと思いました。

個人的な感想ですが、購入した方は、最低限、124ページの「WISC-IVプロフィール解釈に関するよくある質問」
Q1:WISC-IVプロフィールから特定の疾患を診断する事はできますか?
Q2:指標得点のパターンが同じ子どもは、みんな同じニーズを持っていると考えてよろしいでしょうか
Q4:WISC-IVのプロフィールを過去に実施したWISC-IIIのプロフィールと比較する際に気をつける事はありますか
等は読んでほしいと思います。日本版WISC-IVが出てから5年ほどたちますが、勉強不足な人は驚くかも。。。

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