理想の恋人 (ディアプラス・コミックス) の感想

ヤバイです、これ。
なんだろ、あんまりドＳすぎて、読みながら引け腰になってしまった(笑)
それぐらい、強烈でした。

超ドＳ美人自信家義巳と、天然超草食系の陸。
陸はめっちゃ気が弱いし最初から諦めモード入ってるような、ある意味親父の境地っぽい内向き男。
そんな陸にようしゃなくＳぶり発揮する美人勝ち気の義巳。

そこには見えない義巳の愛情がある。
読んでても見えづらいけど(笑)。
でも愛がある、確実に。

その義巳を好きだけど、自信ないから義巳を信じきれないし突き放した感じになる陸。
どっちも極端な性格だからすっごいインパクトがある！
途中そこまで攻めちゃうの？？とびっくりな部分もあったけど、
義巳の陸への気持ちがたまにドンッとあふれ出てくるスポットがすべてを許してくれる、みたいな。
「愛情の裏返し」「素直になれない男」そのものがストーリーでした。

抱き合わせ作品も「素直になれない男」「愛情の裏返し」そのものの受けが描かれていて、最後のページに気持ちわしづかみにされました。こちらもオススメです。

ちょっと気持ち的に痛い部類に入るかも……とは思うけど、そこは読後の安堵感と相殺ってことで。