大地の子〈1〉 (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | 大地の子〈1〉 (文春文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 山崎 豊子 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167556013 |
カテゴリ | 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » や・ら・わ行の著者 |
購入者の感想
「中国残留孤児」.メディアでよく見かけたり耳にする言葉だが,この言葉の持っている真の意味,これを私は何も理解していなかった.
日中戦争,文化大革命・・・激動の時代を生き抜いた陸一心の物語.過去の事,と言ってしまうにはあまりにも重過ぎる,片付けることは出来ない歴史の負の遺産が,この大河小説には詰まっている.
陸一心の最後の言葉「私は大地の子です」.この言葉の中に「生きる」ということの全てが凝縮してつめられている.本を読んだだけで中国残留孤児の全てを理解できたとは思わない,ただ自分なりに感じることは出来たと思う.
日中戦争,文化大革命・・・激動の時代を生き抜いた陸一心の物語.過去の事,と言ってしまうにはあまりにも重過ぎる,片付けることは出来ない歴史の負の遺産が,この大河小説には詰まっている.
陸一心の最後の言葉「私は大地の子です」.この言葉の中に「生きる」ということの全てが凝縮してつめられている.本を読んだだけで中国残留孤児の全てを理解できたとは思わない,ただ自分なりに感じることは出来たと思う.