子供時代 (新潮クレスト・ブックス) の感想
参照データ
タイトル | 子供時代 (新潮クレスト・ブックス) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | リュドミラ ウリツカヤ |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784105901189 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » ロシア文学 |
購入者の感想
通常のクレスト・ブックスよりは少し丈が短いサイズの本です。
「キャベツの奇跡」
「蝋でできたカモ」
「つぶやきおじいさん」
「釘」
「幸運なできごと」
「折り紙の勝利」
リュドミラ・ウリツカヤの6つの掌編とウラジーミル・リュバロフの絵
で1949年を描いたコラボレーション。
ウラジーミル・リュバロフの絵は、少し出久根育さんの絵を思わせます。
味があって、少し濃い絵でありながら、ランプの光のようなほっとする
温かさがあります。
話に合わせて絵を描いたのではなくて、もともと描かれていた絵を
文章に合わせたのだとか。なので、文章と絵はばらばらなのだけど、
似たような空気があって、絵そのものもストーリーを感じるので、
同じ地区の同じ時間について、ウリツカヤがある家の中を描いていて、
リュバロフが近くの公園を描いている。といった風に思えます。
描かれている子供たちは、繊細でありながらしたたかさも感じます。
そして、愛想がなさそうで情が深いおじいちゃんやおばあちゃんが
何人も出てきます。とても温かい存在です。
「キャベツの奇跡」
「蝋でできたカモ」
「つぶやきおじいさん」
「釘」
「幸運なできごと」
「折り紙の勝利」
リュドミラ・ウリツカヤの6つの掌編とウラジーミル・リュバロフの絵
で1949年を描いたコラボレーション。
ウラジーミル・リュバロフの絵は、少し出久根育さんの絵を思わせます。
味があって、少し濃い絵でありながら、ランプの光のようなほっとする
温かさがあります。
話に合わせて絵を描いたのではなくて、もともと描かれていた絵を
文章に合わせたのだとか。なので、文章と絵はばらばらなのだけど、
似たような空気があって、絵そのものもストーリーを感じるので、
同じ地区の同じ時間について、ウリツカヤがある家の中を描いていて、
リュバロフが近くの公園を描いている。といった風に思えます。
描かれている子供たちは、繊細でありながらしたたかさも感じます。
そして、愛想がなさそうで情が深いおじいちゃんやおばあちゃんが
何人も出てきます。とても温かい存在です。