エロマンガ先生 (5) 和泉紗霧の初登校 (電撃文庫) の感想

エルフかわいいよエルフ。
萌え度☆☆☆☆☆
ただ、ストーリーは「ああー・・・まだまだ続くのね」といった感じで、
5巻にして、まだ三分の一にも達していない印象。
新キャラが多いせいで、紗霧のコミュ障をどう直すか、
そっちになかなかフォーカスが当たらない。

女キャラ同士のトークはさすが面白いので、
キャラの会話に癒されたい人にはおススメ。
個人的には「書店員の智恵の出番プリーズ！」と思いました。

四巻で若干、失速気味というか、1~3巻程の元気がなくなったかに思えたのですが、５巻でまた「キタコレ！」です。

妹さえいればいい。２巻とのネタが大きく被ったかと思いきや、スカっと裏切られ……ネタバレになるので、深くは言及しませんが、「こう展開するんだろうな」と読ませておいて、予想外のオチを付けてきます。

見事にかわし続ける感じで、良い裏切りの手本みたいな手法はベテラン作家さんならでは。

巨乳書店員ちゃんとムラマサちゃん、ちょい出でムラムラさせてくるから、おそるべきヒロイン性。伏見先生、次の話で、どっちかのスポット当て期待してますよ！

でも、この小説は読んでいて、本当に作家さんの心根の良さが伝わってくる。作品を通して人を楽しませたい、喜ばせたいっていうのがひしひしと感じられる。作家の心証って読み味に現れるので、分かる人には分かると思うんだけどな。

また四巻から少し空いたので、キャラを忘れている読者もいるだろーと、親切設計な構成もされている。

300ページが一気になくなりました！オススメ！！