むかしの味 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトルむかしの味 (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者池波 正太郎
販売元新潮社
JANコード9784101156507
カテゴリ文学・評論 » 文学賞受賞作家 » 直木賞 » 26-50回

購入者の感想

 著者の「食」エッセイで最も優れた本ではないでしょうか?「食卓の情景」のように目が廻るくらいの店の思い出話も良いのですが、20ちょっとのお店の紹介とそれにまつわる自身の思い出話が粋で素晴らしい。この歳になって店名も場所も知っているのに、今まで一店も行ったことが無いのが恥ずかしかった。神田界隈で5年間も働いていたのに・・・。竹むら、まつや、万惣、新富寿し、たいめいけん、煉瓦亭、東京に戻ったら是非行ってみたいと思った。札幌にイノダの喫茶店があるのが判って嬉しかった。早速行ってみようと思う。
 池波氏、このときすでに体調が思わしくなかったのか?「歳のせい」で食が落ちていることを書いているが、まだ50歳後半だろう?もう少し体に気配りされていればと思う。残念だなぁ。
 各料理のカラー写真とお店の住所が丁寧に載っているのには驚いた。素晴らしい出版社の心意気である。

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新潮社から発売された池波 正太郎のむかしの味 (新潮文庫)(JAN:9784101156507)の感想と評価
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