ハーバード流 キャリア・チェンジ術 の感想

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参照データ

タイトルハーバード流 キャリア・チェンジ術
発売日販売日未定
製作者ハーミニア・イバーラ
販売元翔泳社
JANコード9784798103860
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 労働問題

ハーバード流 キャリア・チェンジ術 とは

   長きにわたって情熱を注いできた仕事に対し、このままで良いのかと疑問を持ったことはないだろうか? 自分のやりたいことは別にあるような気がする。とはいえ、人生半ばでキャリアを変更するのはもったいない──そんな躊躇(ちゅうちょ)から脱し、キャリア・チェンジを成功させた、あるいは成功させつつある39人の転職体験から、キャリア・チェンジの原則を見いだしたのが本書である。

   本書の特徴は、従来のように綿密な計画を立て、自己分析を行ったうえで行動するといった、「考えてから行動する」という順序を否定している点にある。キャリアを「チェンジ」するプロセスと、そこに働く心理を解明し、計画や考えることよりも、進化や行動を重視するアプローチが新鮮だ。また「人は数多くの将来の自己像を持つ」ものだというスタンスは、人生半ばでキャリア変え、アイデンティティーを構築し直す後ろめたさや敗北感から解き放ってくれる。

   さらに本書では、過去と現在のアイデンティティーの板挟みに悩む「過渡期」の苦しみの乗り越え方についても、紙幅を割いている。過渡期を支えるのは、古くからの友人や前職の仲間ではない。今までのキャリアから乗り換えるにあたり、「強いきずなは視界を奪う」という言葉は、よく心しておくべきだろう。 本書の後半にまとめられている「新しいキャリアを見つけるための型破りな9つの戦略」は、キャリア・チェンジに留まらず、人生におけるさまざまな岐路に直面したときにも等しく効果的な戦略である。次のステップを模索中の人に、勇気を与える1冊だ。(朝倉真弓)

購入者の感想

原題はWorking Identity Unconventional Strategies for Reviewing your Career。
一方、邦題がよくない。「ハーバード流」がどんなものかはわからない。
ハーバード・ビジネススクールプレスから出ている本だから、著者がそこで教鞭をとっていたからそんなタイトルをつけたのかもしれないが、大切なのは、この本がUnconventional Strategies ということ。

これまでの多くのキャリア本によく書いてあるのは、自分の天職を知るために必要なのは、「これまでの自分を振り返る」「自分とは何かを知る」ことで「天職がわかる」ということだ。これがおそらくConvensitonalな自分探し戦略。でもそれではなかなか自分は見つからない。

一方、こちらの本。
「人は常に成長し変わっていくものだから、出発の時点ではっきり見えるわけではない」「行動するたび何かを学び、毎回得る新しい経験は答えにも問いにもなっていく」(212p)
これがこの本の趣旨。だからUnconventional Strategyなのだ。

自分がやりたいことがわからなかった私は、これまで数多くの自分探し本や自己啓発本を読んできたが、この本を読んで、深みにはまっていたことに気づいた。
机の上で、本を読んで自分探ししているだけでは、自分は見つからない。
考えながら行動して、見えてくるものだということがわかった。

この本には、そうして考えながら行動してきた人の多数の事例が出てくる。
みんな大いに迷いながら自分の道を切り開いていくのだということがわかる。
出てくる人の年齢がいろいろなのがいい。20年間迷いながら仕事をしてきて
ようやく天職に出会った人、45歳、50歳で天職を見つけた人。

大切なのは、行動しながら探し続けること、なのだ。

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翔泳社から発売されたハーミニア・イバーラのハーバード流 キャリア・チェンジ術(JAN:9784798103860)の感想と評価
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