絵本「旅猫リポート」 の感想
参照データ
タイトル | 絵本「旅猫リポート」 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 有川 浩 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784163900209 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 絵本・児童書 » 絵本 |
購入者の感想
子どもの学校の読書の課題用に購入しました。
子どもが読み終わったところで、軽い気持ちでページを開きました。
まあ、きっと猫にカメラを背負したような話が展開されるのだろうと、街中一周して、こんな人、あんな人、他の猫や動物とのふれあいや関係が描かれているのだろうと高を括っていましたが、さすが有川浩!
ありふれた日常が舞台で、ごく普通の男性と野良猫が登場するお話。
他の登場人物もいたって普通の人々。
超人的な能力を持つ人が超人的な活躍をするわけでもなく、ご都合主義の展開でめでたしめでたしとなるわけでもありません。
主人公がナナ(猫=語り部)を連れて会いに行く人々は、実は、主人公ともどもお互いに顔を会わせることに気まずさがあったりします。
みなさん、不器用な人たちなので、気まずさの原因となった事柄も解決というよりも前向きな一筋の光明を差したのを確認したところで、次へと展開していきます。
それでいて、消化不良や中途半端な感じはなく、一話ごと、場面ごとの読了感は爽やかです。
本書の紹介欄に、「泣ける」と書かれているので、ここで隠す必要もないと思いますが(個人的にはオチだと思うのですが・・・)、最後は、泣けてしまいます。
小学生でも読めるようにと配慮された本書ですが、恐らく、大人の方が反応してしまうお話です。
猫好きでなくても、お薦めです。
子どもが読み終わったところで、軽い気持ちでページを開きました。
まあ、きっと猫にカメラを背負したような話が展開されるのだろうと、街中一周して、こんな人、あんな人、他の猫や動物とのふれあいや関係が描かれているのだろうと高を括っていましたが、さすが有川浩!
ありふれた日常が舞台で、ごく普通の男性と野良猫が登場するお話。
他の登場人物もいたって普通の人々。
超人的な能力を持つ人が超人的な活躍をするわけでもなく、ご都合主義の展開でめでたしめでたしとなるわけでもありません。
主人公がナナ(猫=語り部)を連れて会いに行く人々は、実は、主人公ともどもお互いに顔を会わせることに気まずさがあったりします。
みなさん、不器用な人たちなので、気まずさの原因となった事柄も解決というよりも前向きな一筋の光明を差したのを確認したところで、次へと展開していきます。
それでいて、消化不良や中途半端な感じはなく、一話ごと、場面ごとの読了感は爽やかです。
本書の紹介欄に、「泣ける」と書かれているので、ここで隠す必要もないと思いますが(個人的にはオチだと思うのですが・・・)、最後は、泣けてしまいます。
小学生でも読めるようにと配慮された本書ですが、恐らく、大人の方が反応してしまうお話です。
猫好きでなくても、お薦めです。