たいまつ―詞集 (2) (評論社の新書 (115)) の感想

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タイトルたいまつ―詞集 (2) (評論社の新書 (115))
発売日販売日未定
製作者むの たけじ
販売元評論社
JANコード9784566059641
カテゴリ文学・評論 » エッセー・随筆 » 名言・箴言 » 日本文学

購入者の感想

第I集に続く1967年〜1975年の期間の詞集です。
「絵画の道をこころざす若い友人にピカソはすすめたという。「とにかく描くのだよ、きみ。描きたまえ。描くのだよ、きみ、描きたまえ」と。」(本書888)
みのさんは、とにかく、書く、書く、書く。人間を、権力を、民衆を、戦いを、歴史を、批判を、反省を、疑いを、信念を、心構えを、ものの道理を、自己の責任を。
みのさんのコトバが私たちの体のあちこちにぶつかり、かき回し、化学反応を起こす。

「「知らなかった」「知らされなかった」「だまされた」というセリフが免責力をもつあいだは、その社会はハエとり紙に落ちたハエと変わらない。」(本書944)
「安物買いのクセを身につけると、ゼニばかりか自分までも失いかねない。ほしいものを手に入れるには、自分のほしさに見合うだけの対価を払うクセを
身につけることだ。」(本書947)
40年も前のコトバが現代の予言に思えてしまうのは、人間が同じ間違いを繰り返しているからだろうか。

「物書きの体質は書評という仕事に透けて見える。」(本書1024)
「わが身をわがペンで刺しつらぬいていない文章は、なにが書かれていようと、どのように書かれていようと、ヒマつぶし以外には役に立たない。」(本書1025)
ヒマつぶしにならぬよう、心して書こう。

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