怪獣秘蔵写真集 造形師村瀬継蔵 の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

ブースカ・バキシム・グリーンマン・タコラ・・・
この機会がなければ一般人は目にすることができないであろう
東宝・円谷および海外関連の貴重な写真の数々！
60~70年代の製作現場の空気を感じる貴重な一冊です。
企画者・協力者の皆様には感謝のひとことです。

ですが、貴重な写真のド真ん中でページを綴じる
編集者のセンスが理解不能。
ブースカの顔のまんなかでバッサリ。
これで良いと判断した理由はなんでしょうか？
写真の端に綴じ目をつければ済むことでは？

今回未掲載の
東映編・大映編も準備中であれば、どうか見直して下さい。
切なる願いです。

東宝映画・テレビの特撮や、円谷、東映、更には「北京原人の逆襲」や「ヨンガリ」など世界の映画界でも造形物を製作された村瀬継蔵氏が、個人的に撮影していた写真を使用し、各写真へのコメントや説明、氏の生い立ちや座談会で構成された一冊です。
個人所蔵の写真ということで、今まで見たことのない写真が多数です。
更に、「これは、こういう素材を使って、どういうふうに作った」という説明が、自分にとり最も興味深かったです。
自分と同様に、「怪獣の作り方」を読んで胸がワクワクする方々には是非お読みいただきたい本です。
また、自分が大好きなベロクロン、バキシムの写真、コメント（バキシムを納品しようとしてドアから出せず壁を壊したとか・・・）が多いのも嬉しいポイントです。