戦国人物伝 武田信玄と上杉謙信 (コミック版日本の歴史) の感想

このシリーズはかなりよくできていると思います。
企画と原作と作画が分かれていて、歴史とストーリーのバランスが取れているせいだと思います。

さておき、１００ページのマンガなので、
武田信玄と上杉謙信の二人を扱うので、それだけでこのシリーズの他の本のの倍の内容を扱うわけですし、

その限られたページ数で、
武田信玄は跡目を弟と争ったうえ、父を追放して跡を継いでいるので、父親の代から書かなくてはいけないし、
上杉謙信も、兄を追い出したうえで、跡をついでいるので、父親の代から書かなくてはいけないので、
ギッシリの内容になっています。

そのうえ、
「クライマックスである５回にわたる川中島の戦いを省くわけにもいかない」
というわけで、かなり内容的には、ギッシリな内容になりました。

最近の学習漫画は、昔のに比べ、かなり内容が薄くなっているので、
このくらい詰め込んだ感があったほうが、読んだ気がして、個人的にはおススメです。

とはいうわけで、ストーリー的にはかなり面白かったので、ストーリーマンガとしても、
歴史に興味が持てるので、学習漫画としても、
かなりよい作品なのではないかと思いました。