マンキュー経済学I ミクロ編(第3版) の感想
参照データ
タイトル | マンキュー経済学I ミクロ編(第3版) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | N.グレゴリー マンキュー |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492314371 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 » ミクロ経済学 |
購入者の感想
経済学を勉強してみたいなぁ、教科書はどれにしようかなぁ、と思っていたところへ、渡りに船とばかりに改訂版が発売されたので購入してみた。
本書は経済学の知識が全くない人のために書かれた、まさに入門書。きちんと定義付けされた用語を示した上で、需給曲線を操作し、経済がどういう仕組みで働いているのかを、学問的に考察する。「経済」が「経済学」になる瞬間を目の当たりにできる。グラフ操作に当たっては中学卒業程度の数学の知識が必要だが、万が一それすら自信のない場合でも全く臆することはない。そういう読者のためにも、わざわざ数学の項が一つ設けられている。
しつこいほど言葉を尽くした説明だが、冗長さは免れていると思う。さらに各章の終わりでこれまた的確な要約が用意されていて、どこまでも初心者フレンドリー。これで理解できないなら、経済学は諦めた方が良いといわんばかりだ。訳もこなれており、文章の流れも悪くない。一ページあたりのほどよい情報量に加え、黒と青とオレンジの三色で統一された紙面は、実にすっきりしていて読みやすい。分厚いが、その厚さが全く負担にならない希有な本だ。
私のような門外漢にも経済学の面白さを教えてくれた、素晴らしい入門書。これでようやく、経済学のスタートラインに立てたような気がする。それにしても、マクロ編の第三版がいくら経っても発売されないのは何故だろう。これまでの実績から、ミクロもマクロもほぼ同時に発売されるものと思っていたのだが。マンキューはマクロの専門家で、そちらこそ読みたいと思っているのになぁ。
(追記。2014.01.18)
いつまで経ってもマクロ編が出ないと思いつつ一年近く経っているが、2014年3月に発売されるという噂を耳にした。本当かどうかは分からないが、参考までに。0
本書は経済学の知識が全くない人のために書かれた、まさに入門書。きちんと定義付けされた用語を示した上で、需給曲線を操作し、経済がどういう仕組みで働いているのかを、学問的に考察する。「経済」が「経済学」になる瞬間を目の当たりにできる。グラフ操作に当たっては中学卒業程度の数学の知識が必要だが、万が一それすら自信のない場合でも全く臆することはない。そういう読者のためにも、わざわざ数学の項が一つ設けられている。
しつこいほど言葉を尽くした説明だが、冗長さは免れていると思う。さらに各章の終わりでこれまた的確な要約が用意されていて、どこまでも初心者フレンドリー。これで理解できないなら、経済学は諦めた方が良いといわんばかりだ。訳もこなれており、文章の流れも悪くない。一ページあたりのほどよい情報量に加え、黒と青とオレンジの三色で統一された紙面は、実にすっきりしていて読みやすい。分厚いが、その厚さが全く負担にならない希有な本だ。
私のような門外漢にも経済学の面白さを教えてくれた、素晴らしい入門書。これでようやく、経済学のスタートラインに立てたような気がする。それにしても、マクロ編の第三版がいくら経っても発売されないのは何故だろう。これまでの実績から、ミクロもマクロもほぼ同時に発売されるものと思っていたのだが。マンキューはマクロの専門家で、そちらこそ読みたいと思っているのになぁ。
(追記。2014.01.18)
いつまで経ってもマクロ編が出ないと思いつつ一年近く経っているが、2014年3月に発売されるという噂を耳にした。本当かどうかは分からないが、参考までに。0