イスラム・ヘイトか、風刺か―Are you CHARLIE? の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

第三書館らしく、営利のためと、政治性の追求で、踏み込んで刊行したという印象。

風刺画は、日本の原発問題もあり、宗教の揶揄ももちろんあるが、解説がきちんとなければ伝わらないというレベルの風刺画。

風刺画は、一コマで時勢を斬るというのが、良作だと思うが、なぜこんな絵を描いたのかと理解に苦しむ。

日本人なら、福島の風刺を見てそう感じると思う。

では、偶像化してはならないムハンマドを、下手なイラストで茶化されたイスラム教徒がどう思うか、と考えると、立腹するのはよくわかる。

しかし、怒りにまかせて襲撃はよくない。

だが、シャルリー・エブドの存在価値は、はっきり言ってわからないし、国際的なデモが起きても、自分は参加しない。

シャルリー・エブド自体は低俗だと感じる。

そのシャルリー・エブドに対する、識者（有名人が誰もいないのだが）の見解が載せられている。

日本のほかの媒体が、及び腰で突っ込まないので、発刊の価値はあったと思う。