感動する化学 未来を開く化学の世界 の感想

食品、医療など、化学が活かされた分野を見開き完結のテーマで読める。化学というと実験装置しか連想できなかったが、この本を読んで、化学の考え方と化学者を身近に感じ、学問を俯瞰できた。
カラー写真と図が豊富で親しみやすい。日本の化学産業の年表、構造式、ノーベル化学賞受賞者の自伝、元素周期表など欲張りに入っている。構造式は、私は内容まで分からないが、形が美しい。化学の初心者から楽しめるが、難易度の高い話題がたまに出てきてしまう。