達成の科学――確実にゴールへ導くステップ・バイ・ステップの招待状 の感想

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経験から情報を削除した結果、人は起こった出来事を誤って頭の中で再表現してしまい、誤った意味付けをすることがあり、それをリミッティングビリーフという。
どんなリミティング・ビリーフも真実ではなく、現実を反映していない。
リミティング・ビリーフは私たちの邪魔をする無意識の障害である。
リミティング・ビリーフをサポートしている脚を破壊する質問をするとき、すべての突破口が開ける。

つねに確信を抱こうとすると、自分の快適領域から抜け出し、リスクを冒すという目的を台無しにしてしまう。
成功者たちは必ずしもいつも自信があるわけではない。
ゴールに向かって進んでいるときに絶対の自信というものはなく、それほど自信がなくても前進する必要がある。
もし１００％達成できるという確信のあるゴールを設定すれば、ワクワクするようなゴールではない、もしくは最高の自分になれるようなゴールではない可能性が高いはずである。

Kindle版が出ていなかったので、英語版で購入しようかと思い（原書の方がKindle化されていることが多い）、
ついでに本国での評判を知るために米国のアマゾンで
「The Science of Achievement」（表紙にいかにもタイトルのように書かれている）を検索して驚いた。

マイケル・ボルダックの名前でそんな本は出ていないのだ。
Michael Bolducで検索しても出てこない。
そもそも彼の名前で出版されていて、Amazon.comでレビューが付いている本が2冊しかない。
（おまけにどの本もAmazon.comの在庫がなく、中古販売へのリンクしかない。）
http://www.amazon.com/s/ref=nb_sb_noss?url=search-alias%3Daps&field-keywords=Michael+Bolduc

1冊は自己啓発コーチのアンソニー・ロビンズについて掛かれた本で、
レビュー平均点は2.5点。「ぼったくり」「文章がひどくミススペルだらけ」と評されている。
もう1冊のPower of Motivationは★二つ。曰く「貧相なトニー・ロビンズのクローン」。

マイケル・ボルダックは日本語では立派なWebサイトを持っているが
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英語サイトはあろうことか「Hello World（ワードプレスのデフォルト設定）」のままだ。
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それでは日本語サイトにある6冊の本は、いったい何を翻訳したものなのか。
世界的コーチなのに、現在日本語以外の新刊書籍がほとんど販売されていない（中古のみ）なのはなぜか。

本国での実績がほとんどない人間を、さも世界的カリスマのように持ち上げて、
いかにも裏付けのある翻訳本のような体裁で売り出すのはいただけない。

レビューで怪しい出版社と書かれている方がいたが、その通りだと思う。