艦隊これくしょん ―艦これ― 艦これRPG 着任ノ書 (ゲーム関係単行本) の感想

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参照データ

タイトル艦隊これくしょん ―艦これ― 艦これRPG 着任ノ書 (ゲーム関係単行本)
発売日販売日未定
製作者河嶋陶一朗
販売元KADOKAWA/富士見書房
JANコード9784040700779
カテゴリ » ジャンル別 » ゲーム攻略・ゲームブック » TRPG・カードゲーム

購入者の感想

艦これRPG最大の利点は、PCとなる艦娘をプレイヤーに既成データとして提示しその中から選ばせることで、とりあえずプレイできる状態になるまでの手間を大幅に省いた事である。
これにより初心者がよく陥りがちな「一番最初にどうやってキャラを作ればいいかわからない」という状態に陥ることを防いでいる。

鎮守府フェイズ、いわゆる日常パートも「各プレイヤーにカテゴリとキーワードのペアを提出させ、シーンプレイヤーを選び、提出させたカテゴリとキーワードの中からランダムに一組選び、シーンプレイヤーに2D6を振らせて該当するカテゴリ表からシーンの概要を決定する」というプレイヤーの判断による部分とサイコロによる主導とが程よく混ざった物となっており、プレイが停滞しづらいのが高評価。

プレイヤーとして参加する限りでは、把握すべきルールはあまり多くなく、未経験者でもとっつきやすいと思う。
事実、私がGMをしている卓ではPL6人中5人がTRPG未経験者だったが、考え込む場面はほとんどなく、比較的スムーズにプレイが進んでいると思う。

反面、GMは少し大変である。
もっとも大きいのが、戦闘中、PC艦娘と深海棲艦の処理手順が異なる点である。
他のシステムによく見られる命中判定と回避判定のダイス対決ではなく、全てPC艦娘側での命中判定、回避判定によって行われるからである。
深海棲艦の回避力や命中力は、PC艦娘の命中判定および回避判定に対する干渉として表現される。

この様にお互いに同じ処理を行って結果を比較するのではなく、PC艦娘の手番と深海棲艦(自分)の手番で処理手順が異なるため間違ってしまわないように気を付ける必要がある。

これらの特徴より、艦これRPGを簡単に表すならば、レビューのタイトル通り「経験者のGMが未経験者のPLにTRPGを広めるためのシステム」というのが最も適していると言えるだろう。

紙の本とKindle版を購入しました。
リプレイパートは盛り上がり、分かりやすく面白し、ゲームのルールも鎮守府の運営と艦隊戦を体験できる面白そうなものです。
ただ、目的のルールが書いてあるページをめくるための操作性は紙の本に及びませんし、全ページ画像なので検索によって必要なルールを見つけることもできませんのでこの本が電子版である意味があまりないと感じます。
キャラクターシートへのアビリティのコピーと必要なルールの検索機能はぜひ実装して欲しかったなと思います。0

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