9割の老眼は自分で治せる (中経の文庫) の感想

昨年の4月に購入して1年間本書のトレーニングを1日3回みっちり継続してきましたが、今のところ何の効果も実感できません。
やはり老眼とは水晶体の硬化が主因であって、トレーニングで改善するようなものではないのでしょう。
私が1割の側でないのであれば、本書のタイトルは残念ながらかなり詐欺的に感じますね。

著者は恐らく、本書のトレーニングを自分で実践することも患者に勧めることもしていないと思います。
そう感じるのは、どのトレーニングにしろ実際にやってみるとこのやり方で正しいのかとか、上手くできていない
気がして何かコツがあるのではないかとかいろいろ疑問が湧いてくるのですが、本書の記述はそうした実践上の
疑問に答えるようなものではなく、かなりざっくりとしたものでしかないからです。

私はもうこの著者の本を買うことはないですね。

ＴＶにパソコン、スマホ、ゲームと
朝から晩まで目をこき使うわたしたち。
大人はもちろん小学生にも、
「近くの画面」ばかり見てピント調整力が鈍った、
疑似老眼の子が増えているという。

ガチガチに凝り固まった眼まわりの筋肉をほぐして鍛え、
血行を高めるために
日比野先生は５つの眼トレを勧める。これは
疲れ目、ドライアイ、目の下のクマ、目尻のシワの予防にも効き、
瞳がパッチリ輝いて眼力（めじから）が上がるトレーニングでもある。

眼球をまめに、ぐるっと回すことから始めたい。

１）８点ぐるぐるトレーニング

　眼球を、上下左右8カ所、順番にぐるっと動かす。1日３~５セット。この眼球運動で血行がよくなり、
　ふだんと違う場所にピントを合わせるから、よい眼トレになる。。

２）グーパーまばたきトレーニング

　目をギュッと閉じてからパッと開き、２秒以上キープ。 １日３~５セット。
　目周りの筋肉を使うことで血行がよくなる。

３）３点寄り目トレーニング

　寄り目検査に使われる「近見輻輳票」の３つの点を、遠くから順番に１秒ずつ凝視。１日３~５セット。
　毛様体筋トレになり、短い時間でピントが合うようになる。

４）遠近トレーニング

　腕を伸ばして親指を立て、１秒見つめる。遠くのものを１秒見つめる。交互に３０回。

５）モデルスマイル体操トレーニング

　口角を上げて笑顔を作る。
　口角を上げる筋肉と目周りの筋肉は繋がっていて、目周りの血行がよくなる。