20代で身につけたい 質問力 の感想

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私は21歳の大学生であり、20歳で身につけたい質問力を読んで、21歳の私が率直に思ったことを書こうと思う。

本書は清宮氏の著書の中でも、分かりやすく丁寧に書かれていた印象をもった。
過去に「質問会議」や「対話流」等の著書を読んできたが、これはその内容を分かりやすくし、より実生活に踏み込んで書かれていた。
この本を読んでから「質問会議」を読むとより理解が進むのではないだろうか。

この本のポイントとしては、
１．相手に質問をすることで、より多くの情報を得ることができるとともに、相手の好意を得られる[人間関係に対して]
２．相手の意見のつぶし合いは会議の意味がなく、質問を通して相手の真意や物事の根本を引き出す事が重要[意見のすり合わせ]
３．行き詰った会議の打開には、第三者の馬鹿げた質問や問題の根本を問う「そもそも質問」である[会議の進行]
４．自分自身へ質問をすることで、振り返りや目標を立てていく[自分自身へ]
である。これらの力を20代に身につけることでビジネスや自身の生活がうまくいくということである。

しかし、残念に感じてしまったことろは「20代」としてしまったところである。
確かにこのほうがキャッチ―であるが、読む層が限定されてしまう点である。是非、30代40代の方にも見てもらいたい。

〜気に入った言葉の引用〜　
・「議論」や「会話」は建設的ではない。質問中心の「対話」で不毛な対立を避ける
・質問をすればするほど、相手の好意を得られる
・解決策は勝手な思い込みであることが多い。「解決策」ではなく「問題」を設定する
・「言われて嫌だった質問」を書きだす