パタゴニア/老いぼれグリンゴ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-8) の感想
参照データ
タイトル | パタゴニア/老いぼれグリンゴ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 2-8) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ブルース・チャトウィン |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 9784309709604 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 評論・文学研究 » 日本文学研究 |
購入者の感想
「老いぼれグリンゴ」「パタゴニア」、どちらも読みたくて仕方がなかった。「パタゴニア」に喜んだのは、ブッチ・キャサディ、サンダンスキッドおよびワイルドバンチのエピソードが出てくること。映画ファンになら嬉しいと思う。
「老いぼれグリンゴ」は静かな小説だ。泥臭い風土で人間くさい土地…「ガルシアの首」を思い出した。
どちらも安心して読める小説だ。それはヒネリがない、という意味ではない。奇を衒わず、物語が小川の流れのごとく進んで行くのだ。
どちらもアウトローへのシンパシーに満ちている。はぐれ者の最期の地を求める、あるいは異邦を夢見て旅をする…やっぱり孤独な方のための優しい小説。
読んで損をすることはありません。無条件にお勧めできます。「世界文学全集」だからといってかしこまらずにお読みください。
「老いぼれグリンゴ」は静かな小説だ。泥臭い風土で人間くさい土地…「ガルシアの首」を思い出した。
どちらも安心して読める小説だ。それはヒネリがない、という意味ではない。奇を衒わず、物語が小川の流れのごとく進んで行くのだ。
どちらもアウトローへのシンパシーに満ちている。はぐれ者の最期の地を求める、あるいは異邦を夢見て旅をする…やっぱり孤独な方のための優しい小説。
読んで損をすることはありません。無条件にお勧めできます。「世界文学全集」だからといってかしこまらずにお読みください。