できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書) の感想
参照データ
タイトル | できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ポール.J・シルヴィア |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061531536 |
カテゴリ | 人文・思想 » 言語学 » 日本語・国語学 » 論文作法・文章技術 |
購入者の感想
まず、この本は執筆時間の作り方や目標設定の方がメインです。
「書き方はわかるが未だに論文が全然書けない!」という悩みを持つ人には大変オススメです。
論文の書き方を目的とするのであればこの本の他に別の本を買うべきだと思います。
しかし、それでもこの本に感謝することになると思います。
「論文を書く」ということそのもののハードルが下がるからです。
全ての研究者は一度この本を読んで論文をガンガン書くべきだと思いました。
「書き方はわかるが未だに論文が全然書けない!」という悩みを持つ人には大変オススメです。
論文の書き方を目的とするのであればこの本の他に別の本を買うべきだと思います。
しかし、それでもこの本に感謝することになると思います。
「論文を書く」ということそのもののハードルが下がるからです。
全ての研究者は一度この本を読んで論文をガンガン書くべきだと思いました。
本書で主張されていることは、ただ一点、「毎週決まった時間に執筆時間を設定して、必ず書こう」ということで、ここに尽きるようだ。
それを踏まえて、文章上のスタイルや査読に対する心構えなど、研究者が知っておくべき事柄がスッキリとまとめられている。
論文出版や本を書くということについて、ここまで現実に即して体系的なアドバイスを私は知らない。
本書を読むと本を書くということも特別では無いように感じられてくる。
もちろん、書いたからといって書くことが楽しくなるわけでも楽になるわけでも無いということも明記されている。これは仕事なのだ。
研究者になりたいなら早目に本書を手に取ろう。研究の現場で、このように丁寧な指導はあまり期待できない。あなたが自分で身につけなければならないのだ。
最後に、最近、講談社はインクジェットプリンタを使ったかのような粗悪な印刷をしているようだが、極めて読みにくい。特に色刷りが最低である。本当は星5つだが、最低の印刷のせいで一点減点である。著者や翻訳者がかわいそうだ。あまりにもヒドい。
それを踏まえて、文章上のスタイルや査読に対する心構えなど、研究者が知っておくべき事柄がスッキリとまとめられている。
論文出版や本を書くということについて、ここまで現実に即して体系的なアドバイスを私は知らない。
本書を読むと本を書くということも特別では無いように感じられてくる。
もちろん、書いたからといって書くことが楽しくなるわけでも楽になるわけでも無いということも明記されている。これは仕事なのだ。
研究者になりたいなら早目に本書を手に取ろう。研究の現場で、このように丁寧な指導はあまり期待できない。あなたが自分で身につけなければならないのだ。
最後に、最近、講談社はインクジェットプリンタを使ったかのような粗悪な印刷をしているようだが、極めて読みにくい。特に色刷りが最低である。本当は星5つだが、最低の印刷のせいで一点減点である。著者や翻訳者がかわいそうだ。あまりにもヒドい。
三中先生の御推薦ということで購入し、期待通りの内容でした。
先生にせっつかれているのに全然書けない困った大学院生から、ベテランの人でもっと書くスキルを上げたいという人まであらゆる人に有益なアドバイスが入ってると思います。書けない、書くのが遅い理由は人により様々だと思いますが、ほとんどの読者は自分にぴったりのアドバイスをみつけられるのではないでしょうか。アドバイスは、「言い訳せずに書け」という感じの精神面から、具体的なテクニックまで幅が広いのです。著者はアメリカ人の心理学の先生なので、心理学と他の分野との違い、アメリカと日本の出版事情の違いがある所もありますが、全体から見ればごく一部なので問題にならないと思います。我々日本人にありがたいのは、英語に関するアドバイスで、文章表現の技巧からダッシュとハイフンの違い、コロンとセミコロンの使い方というような「えええーっ、知らなかったよー」という情報も入ってました。慌てて今執筆中の論文を確認した次第です(汗)。論文に留まらず、書くことを仕事にする人は手元において損はない本だと思います。
先生にせっつかれているのに全然書けない困った大学院生から、ベテランの人でもっと書くスキルを上げたいという人まであらゆる人に有益なアドバイスが入ってると思います。書けない、書くのが遅い理由は人により様々だと思いますが、ほとんどの読者は自分にぴったりのアドバイスをみつけられるのではないでしょうか。アドバイスは、「言い訳せずに書け」という感じの精神面から、具体的なテクニックまで幅が広いのです。著者はアメリカ人の心理学の先生なので、心理学と他の分野との違い、アメリカと日本の出版事情の違いがある所もありますが、全体から見ればごく一部なので問題にならないと思います。我々日本人にありがたいのは、英語に関するアドバイスで、文章表現の技巧からダッシュとハイフンの違い、コロンとセミコロンの使い方というような「えええーっ、知らなかったよー」という情報も入ってました。慌てて今執筆中の論文を確認した次第です(汗)。論文に留まらず、書くことを仕事にする人は手元において損はない本だと思います。