NO.6〔ナンバーシックス〕♯9 (講談社文庫) の感想
参照データ
タイトル | NO.6〔ナンバーシックス〕♯9 (講談社文庫) |
発売日 | 2014-07-15 |
製作者 | あさの あつこ |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062778923 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
購入者の感想
#1から通して、人間模様が大変面白かったです。
ただ、だからこそ、これは物語の好みによるのかも知れませんが言いたいことが沢山ある終わり方でした。
ヒロインである沙布の結末が結末なだけに、主人公である紫苑とネズミの関係性を表す部分が少々、いえかなり鬱陶しく感じました。
どうしてここまで来て、紫苑と沙布だけこんなことに!
このエピローグにて紫苑は、未来に向かって歩みを始めていますが…沙布との決着は引き摺るだろうなと思いつつ、後日beyondを読みましてああやはりなと思うと同時に、これなら#9で読み手に託した方が良かったのではと強く感じます。
これだけ躍動溢れるシナリオで、大きな試練を乗り越えた主人公紫苑。ならばせめて、エリウリアスと言う神秘の存在…それを活かして、エピローグにて窓を開けた紫苑の前に、沙布が笑って飛び込んできた、後ろにはネズミが…くらいの描写が。一、二行でも良い。入っていてくれれば、手に汗握るサイエンスフィクション!人間愛を描いたすばらしい物語だと言い切れるのにと思います。
あれだけの苦難を越えて、それでも沙布を失い、紫苑の未来に希望とか無いままじゃないですか…
ネズミとの再会は如何に!?なんてよく目にしますが、ネズミは帰ってこようと思えば帰ってこれるのだから、それもとんだ茶番にしか見えなくなってしまっている気がします…エリウリアスを探して、もう一度沙布とコンタクトを取れないかと模索していた…今度こそ本当に、紫苑に借りを返すために!くらいあってもいいと、思うのですが!
絶望しかないのなら、あとは読み手の想像に続く、終わりで良いです。beyondに続いて何かあるのでしたら、希望のあるシナリオを期待。
ただ、だからこそ、これは物語の好みによるのかも知れませんが言いたいことが沢山ある終わり方でした。
ヒロインである沙布の結末が結末なだけに、主人公である紫苑とネズミの関係性を表す部分が少々、いえかなり鬱陶しく感じました。
どうしてここまで来て、紫苑と沙布だけこんなことに!
このエピローグにて紫苑は、未来に向かって歩みを始めていますが…沙布との決着は引き摺るだろうなと思いつつ、後日beyondを読みましてああやはりなと思うと同時に、これなら#9で読み手に託した方が良かったのではと強く感じます。
これだけ躍動溢れるシナリオで、大きな試練を乗り越えた主人公紫苑。ならばせめて、エリウリアスと言う神秘の存在…それを活かして、エピローグにて窓を開けた紫苑の前に、沙布が笑って飛び込んできた、後ろにはネズミが…くらいの描写が。一、二行でも良い。入っていてくれれば、手に汗握るサイエンスフィクション!人間愛を描いたすばらしい物語だと言い切れるのにと思います。
あれだけの苦難を越えて、それでも沙布を失い、紫苑の未来に希望とか無いままじゃないですか…
ネズミとの再会は如何に!?なんてよく目にしますが、ネズミは帰ってこようと思えば帰ってこれるのだから、それもとんだ茶番にしか見えなくなってしまっている気がします…エリウリアスを探して、もう一度沙布とコンタクトを取れないかと模索していた…今度こそ本当に、紫苑に借りを返すために!くらいあってもいいと、思うのですが!
絶望しかないのなら、あとは読み手の想像に続く、終わりで良いです。beyondに続いて何かあるのでしたら、希望のあるシナリオを期待。