MOZU オリジナル・サウンドトラック の感想

サスペンスっぽさを助長するノイジーな楽曲と、主旋律が印象に残るMOZUの劇伴ですが
こうやって、楽曲だけに耳を傾けると菅野氏がかなり映画的な楽曲を意識して曲作りをし
ているのが垣間見える。

極力映像の邪魔にならない様な、曲構成にブラッドフューデルを髣髴とさせる
ものを感じますし、打ち込み系が好きな方には打って付けのアルバムですよ。

お気に入りは、1.MOZU、10.グラークα、23.MOZU（Strings）ですねぇ。

繰り返し聴けば、倉木、大杉の渋い喫煙シーンや、新谷、東の常軌を逸したシーンが
走馬灯の様に目の前に浮かんできます。

ジャケット内容がちょっと寂しいかなぁ。
二つ折りジャケの中身は曲目、ドラマキャスト&スタッフ、アルバムスタッフ名が掲載されているのみで裏面には
菅野氏のフォトと氏の簡単なプロフィールが掲載された簡素な物。
欲を言えば、菅野氏の作品に対するコメントや曲別の解説や気分を高揚させる劇中フォトなどが掲載されて
いると良かったように思う。

「ダブルフェイス」のサントラがリリースされなかった事を考えれば、単体サントラがリリースされただけでも
良しとしないといけないのかも。

発売と同時にアマゾンでは在庫が尽きていた為、他ルートにて入手しましたが現在は
在庫があるようですね。

一つ一つ絡まった糸を解き解した先に倉木が見た驚愕の真実で幕が下りたシーズン1・百舌の
叫ぶ夜に続き、早々に始まるシーズン2・幻の翼に益々目が離せないMOZUシリーズですが
クオリティーを落とす事無く全映像化を望む。

本商品は、MOZUファンのみならずサントラ好きなら買って損なし。
特に、ファンならシーズン2に向けてテンションを落とす事が無い様絶対買っておくべき。

超お勧め。