建築を語る の感想
参照データ
タイトル | 建築を語る |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 安藤 忠雄 |
販売元 | 東京大学出版会 |
JANコード | 9784130638005 |
カテゴリ | アート・建築・デザイン » 画家・写真家・建築家 » 建築家・様式 » 安藤忠雄 |
購入者の感想
発刊から5年ですでに建築の古典とまで言われる『安藤忠雄 建築を語る』。
東京大学大学院での講義を編集したものですが、何が良いかと一言で言うと、安藤さんの建築に対する情熱がほとばしっている。
大学院での講義ということもあり、安藤さんが20代の時に何を考え、何を学んできたか、それが今どういった形で活きているかが語られています。
建築の世界を目指す若者だけでなく、芸術に触れている全ての人に読んでもらいたい本!!
「命を感じる箱」づくりを目指す安藤さんの、芸術と商業の間で起こる葛藤も見事に語られています。
東京大学大学院での講義を編集したものですが、何が良いかと一言で言うと、安藤さんの建築に対する情熱がほとばしっている。
大学院での講義ということもあり、安藤さんが20代の時に何を考え、何を学んできたか、それが今どういった形で活きているかが語られています。
建築の世界を目指す若者だけでなく、芸術に触れている全ての人に読んでもらいたい本!!
「命を感じる箱」づくりを目指す安藤さんの、芸術と商業の間で起こる葛藤も見事に語られています。
安藤氏が本書で語っているのは、単に建築というよりも、ものの考え方そのものである。旅での体験や芸術作品との出合いがいかに自らの糧となるか、またプロジェクトごとに直面する困難を乗り越えいかに創造性を発揮すべきかが、明快に論じられている。
本書の説得力をいっそう強めるのが、氏自身が手がけてきた実作の数々。住まいの意味を問いかける初期の「住吉の長屋」から、大規模な環境創造プロジェクト「淡路夢舞台」まで、実例を辿ることで氏のいわんとすることが伝わってくる。
とはいえ、本書を読み、なるほどと納得して終わるわけにはいかない。自分はどのように自らの世界を切り開いたらよいだろうかと、問い直すことになる。誰かの模倣ではなく、自分の頭で考え行動することの大切さ、それこそ!が安藤氏が投げかける最大のメッセージであるのだから。0
本書の説得力をいっそう強めるのが、氏自身が手がけてきた実作の数々。住まいの意味を問いかける初期の「住吉の長屋」から、大規模な環境創造プロジェクト「淡路夢舞台」まで、実例を辿ることで氏のいわんとすることが伝わってくる。
とはいえ、本書を読み、なるほどと納得して終わるわけにはいかない。自分はどのように自らの世界を切り開いたらよいだろうかと、問い直すことになる。誰かの模倣ではなく、自分の頭で考え行動することの大切さ、それこそ!が安藤氏が投げかける最大のメッセージであるのだから。0