東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 の感想
参照データ
タイトル | 東大物理学者が教える「考える力」の鍛え方 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 上田 正仁 |
販売元 | ブックマン社 |
JANコード | 9784893088024 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 倫理学・道徳 » 倫理学入門 |
購入者の感想
考える力を鍛える手法について東京大学の教員が解説。
考えることを、問題を見つける、説く力を身につける、諦めない
というプロセスに分解し、順に説明してある。
問題を見つけるためには情報を徹底的に収集し
自分なりに集約したうえで課題を見つけ出すことや
問題を説くには課題を類型化すること、
成果をすぐに求めるだけでなく時に遠回りも必要なことなど、
事例を交えながら紹介している。
著者が研究を進めたり
論文を作成する際の事例が多く
ビジネスマンより研究者向けのように思うこともあるが
ビジネスマンにとってはそれもまた著者が言うところの
遠回りで必要なことなのかもしれない。
考えることを、問題を見つける、説く力を身につける、諦めない
というプロセスに分解し、順に説明してある。
問題を見つけるためには情報を徹底的に収集し
自分なりに集約したうえで課題を見つけ出すことや
問題を説くには課題を類型化すること、
成果をすぐに求めるだけでなく時に遠回りも必要なことなど、
事例を交えながら紹介している。
著者が研究を進めたり
論文を作成する際の事例が多く
ビジネスマンより研究者向けのように思うこともあるが
ビジネスマンにとってはそれもまた著者が言うところの
遠回りで必要なことなのかもしれない。
いつも本やジャーナルはつまみ食いするのが常である私が、この本ばかりは精読する気になりました。どこかでそんな気がしていたことを言葉にしていただいた感じです。知り合い何人かに熱っぽく勧めたら、皆同感のようです。学生さんにも社会人にも同様にためになる本だと思います。物理学者の方にこのように平明な本を書いていただけたということも、アインシュタインを思い起こさせます。彼は道で出会った人にいきなり自分の理論を分かってもらえるまで自分の考えを明らかにしておかなければならないと言っていましたから。
スキルの伝達本は多くありますが、知識の使い方、鍛え方に注目した本書は特筆すべきものと思います。この手の本は、文化系の学者さんが多いですが、物理学者が考えるからか理解しやすかったです。