Raspberry Piで遊ぼう! 改訂第3版～Model B+完全対応（Model B, 2にも対応） の感想

　初めてRaspberry Piを買う方の殆どは、それ以前に 何かしらの情報 知識を持っており、少なくとも これが何か判っていて 購入されると思います。

私も知っているつもりで買ってみましたが、初期設定からうろ覚えの知識で、時間がかかり、普段からLinuxも使っていますが、数年前からはユーザビリティが優秀になったことで、 最近はほぼGUIしか使っておらず CUIに不慣れになってしまった事、また、ディストリビューション毎のコマンドや勝手が違う事でも 更に時間を無駄にしてしまい、最初から本を買っておけば良かったと思っています。

全部で３００ページ程で 写真や絵などで解りやすく、内容が多岐に渡り 広いので、内容的に 浅いと感じる方もいるかもしれませんが、Raspberry Piで出来る事は それだけ多く（１つの項目だけを説明するのに それ専門の書籍が出ているくらいですし）、面白い所を 不足なく網羅した 良い書籍だと思いました。

内容的には、初期設定、家庭内サーバー、sshでリモートアクセス、webカメラの活用、WiringＰi、I2C、webIOＰi 等、他の書籍に比べても遜色なく、一通り紹介されています。

特に、音声合成ソフトOpenjtalkの説明、専用カメラのシャッタースピードの設定、タイムラスプ動画の所、人感センサーで防犯システムの所, NOOBSを使わない方法の所 は他の本には あまり書いてないので気に入っています。
逆に、改訂第3版では、電子ピアノ製作の部分も増えたらしいですが あまりすごいと思えるものでなく、期待した分、少し残念でした。

コンピュータは 取り敢えず指示されたとおりに動かし、覚えてからが応用だと思いますので、この中で気に入った所を 別の専門書籍で 更に深めていくのが 理想だと思います。