イスラーム世界のジェンダー秩序――「アラブの春」以降の女性たちの闘い の感想
参照データ
タイトル | イスラーム世界のジェンダー秩序――「アラブの春」以降の女性たちの闘い |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 辻上 奈美江 |
販売元 | 明石書店 |
JANコード | 9784750340678 |
カテゴリ | ジャンル別 » 人文・思想 » 女性学 » ジェンダー |
購入者の感想
「中東」と聞いて思い浮かぶイメージは…。砂漠?油田?紛争?それともイスラム国?どれも日本には縁遠く、遥か遠い世界のイメージが付きまとう。そもそもどこからどこまでが中東なのかよく分からなかった。この書には、そんな中東諸国を筆者自ら現地で調査し、体験した女性たちの闘いが生々しく描かれている。レイプやその他の性暴力、セクシュアル・ハラスメントの横行、はたまた女性の自動車運転解禁運動!? 私にとって、いつもきな臭く危険な印象の中東が、ジェンダーの視点から一気に身近な地域になったような感じがする。この書はイスラーム世界のジェンダー研究をされる方々だけが読むのではあまりにもったいない。居ながらにして「アラブの春」体感したい方、観光に行かれる予定の方にも、絶対必読の一冊です。