秀真伝 あわ唄  hotsuma awauta の感想

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参照データ

タイトル秀真伝 あわ唄  hotsuma awauta
発売日2013-11-23
アーティストANJIN
販売元ANJINR 販売:密林社
JANコード4560491321832
Disc 1 :神迎え Kamimukae
ホツマツタヱをのぶ Hotsumatsutaye wo nobu
五クラ六ワタ Ikura Muwata
上二十四声下二十四声 Kamihusoyokoe Shimohusoyokoe
あわ唄 Awa Uta
一姫三男生む殿のアヤ Hihimemioumutono no Aya (男女のことあげ Ome no Kotoage)
神送り Kamiokuri
カテゴリミュージック » ジャンル別 » ヒーリング・ニューエイジ » ニューエイジ

購入者の感想

唄や物語りには、それを育んだ「時間」とそれにふさわしい「景色」があるものだと思う。

ある日のこと、このANJINさんの唄う秀真伝のCDにピッタリの「時間と景色」に遭遇した。それは一箇所にてということではなく、クルージングとでも呼ぶに相応しいルートをたどることで感じたものでもある。

その日、私は本州の尾道側から「しまなみ海道」伝いに一路四国側へ、更に「高松自動車道」から「神戸淡路鳴門道」伝いに淡路島、そして再び本州の須磨側へと高速道クルージングのドライブに出ていた。

このルート上には瀬戸内の小島や観潮、善通寺や讃岐富士、八倉比賣神社、オノコロ神社、伊奘諾神宮、そして須磨寺などのスポットがあり私のお気に入りのルートである。

そしてこのクルージングの途中何度も何度も繰り返しこのCDをかける。そこには空があり、雲があり、地平線があり、波があり、船があり、渦があり、岩があり、島があり、水平線があり、リズムがあり、ドラマがある。そうしてこのクルージングの「時間と景色」はなんとも立体的に「移ろい」ゆき、何倍にも味わい深く楽しいものになるのである。

ANJINさんの数あるCDシリーズでは、そのいづれもが私には何故か水平線や地平線のイメージが浮かぶのだけど、今回のそれは「瀬戸の島々を見下ろす」位置のイメージがピッタリの「舞台」なのだと思う。そして今回ドラマ性を感じるのは、1曲名から5曲名までの祝詞のリフレインによって練り上げられた渦が、いきなり6曲目になってよりリズミカルにそしてメロディとして展開することで「新たなステージに開かれる」かのイメージを感じるからであろう。とても素晴らしい曲の配置構成である。

もはや定番ともなったANJINさんのチカラ強く澄んだ声、そして録音技術やジャケット写真のレベルの高さもなかなかのもので、今回もお勧めの一枚である。0

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