マクロ経済学入門 (日経文庫) の感想
参照データ
タイトル | マクロ経済学入門 (日経文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 中谷 巌 |
販売元 | 日本経済新聞出版社 |
JANコード | 9784532110307 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 » マクロ経済学 |
購入者の感想
★4つ
経済学の入門書といっても様々で、頭は良いがこの分野が初めてという読者を対象に書いたと思われるものあり、
経済学が苦手な読者には難解すぎて最後まで読み通すのも精一杯というものも多い。
その点この本は「最新のデータを用いながら」「平易な表現で」「体系的に」「マクロ経済の本質を教える」
という姿勢が表れていて、とても読み易い。
ページ数も価格も手頃だし、資格試験などのために基礎だけをしっかりと効率よく学びたいという方には最適の本だと思う。
経済学の入門書といっても様々で、頭は良いがこの分野が初めてという読者を対象に書いたと思われるものあり、
経済学が苦手な読者には難解すぎて最後まで読み通すのも精一杯というものも多い。
その点この本は「最新のデータを用いながら」「平易な表現で」「体系的に」「マクロ経済の本質を教える」
という姿勢が表れていて、とても読み易い。
ページ数も価格も手頃だし、資格試験などのために基礎だけをしっかりと効率よく学びたいという方には最適の本だと思う。
このコンパクトな分量(新書サイズで実質200pちょっと)に、AD-AS分析とインフレ・デフレ、ケインズ型以外の消費投資理論までカバーしているにも関わらず、説明が分かりやすいというのは凄いです。
マクロ経済学の教科書の中には、分かりやすさ重視にした結果、本書より大きいB5サイズでも開放経済下のIS‐LM分析(マンデル=フレミング・モデル)までで1冊終わってしまうものや、コンパクトにした結果経済学(というより算数)に苦手意識がある人にはとっつきにくいものになってしまうものが結構あります。もちろん、後者のような教科書は理論を導く過程が詳しかったり、現実経済への理論の応用を意識したコラム等が充実していたりするためなのですが、如何せん、最低限の理論だけをしかも最低限の時間で習得したい人には最適とまでは言い難い。
そんな中、本書は難しい数式や数学が苦手な人が敬遠してしまうであろう数理的表現もなく、簡潔明瞭な文章による説明と最低限の数学のみしか出てこないため、新書サイズで200pちょっとにまとまっています。
前書きには、マクロ経済学の基礎の基礎を短時間で習得したい人向けに書いた著者の、「手前味噌な」本書の出来に対する自信が述べられていますが、自画自賛するだけの事はあるかと思います。
新書レベルの経済の知識くらいは欲しいと思ってみたものの、ミクロとマクロの最低限の知識がないとろくに内容を理解できないと分かった私が、何か良い教科書はないかと経済学科の友人に相談したところ、最も軽いものとして薦められたのが本書でした。マクロに関しては本書の内容を習得すれば、新書レベルの経済ネタなら大体読んで理解し、内容を簡単に比較出来るくらいにはなれると思います。
マクロ経済学の教科書の中には、分かりやすさ重視にした結果、本書より大きいB5サイズでも開放経済下のIS‐LM分析(マンデル=フレミング・モデル)までで1冊終わってしまうものや、コンパクトにした結果経済学(というより算数)に苦手意識がある人にはとっつきにくいものになってしまうものが結構あります。もちろん、後者のような教科書は理論を導く過程が詳しかったり、現実経済への理論の応用を意識したコラム等が充実していたりするためなのですが、如何せん、最低限の理論だけをしかも最低限の時間で習得したい人には最適とまでは言い難い。
そんな中、本書は難しい数式や数学が苦手な人が敬遠してしまうであろう数理的表現もなく、簡潔明瞭な文章による説明と最低限の数学のみしか出てこないため、新書サイズで200pちょっとにまとまっています。
前書きには、マクロ経済学の基礎の基礎を短時間で習得したい人向けに書いた著者の、「手前味噌な」本書の出来に対する自信が述べられていますが、自画自賛するだけの事はあるかと思います。
新書レベルの経済の知識くらいは欲しいと思ってみたものの、ミクロとマクロの最低限の知識がないとろくに内容を理解できないと分かった私が、何か良い教科書はないかと経済学科の友人に相談したところ、最も軽いものとして薦められたのが本書でした。マクロに関しては本書の内容を習得すれば、新書レベルの経済ネタなら大体読んで理解し、内容を簡単に比較出来るくらいにはなれると思います。