高校生からのバイオ科学の最前線 iPS細胞,再生医学,ゲノム科学,バイオテクノロジー,バイオビジネス, iGEM の感想

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この内容を深く理解するには、生物基礎と生物の教科書レベルの知識は必要だろう。

ただ、内容的には、現在のバイオ科学の最前線の様子を伝えている。大学入試でも、センター試験を含めて、このような最前線の知識や背景を問うものが増えてきているので、その意味でも役立つ。最近まで高校生であった若手の最前線の研究者が伝えているだけあって、高校生の心がわかっている。

ただし、生物学の本としては、もうすこし「ビジュアル」な部分を強調した方がよいのではないか。例えば、顕微鏡のカラー写真などを多数掲載するというような形でこのような本が同じくらいの値段で作ったとしたら最高だ。