お母さんを診よう プライマリ・ケアのためのエビデンスと経験に基づいた女性診療 の感想

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参照データ

タイトルお母さんを診よう プライマリ・ケアのためのエビデンスと経験に基づいた女性診療
発売日販売日未定
販売元南山堂
JANコード9784525203016
カテゴリジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 臨床内科 » 総合診療・プライマリケア

購入者の感想

病院薬剤師です、産婦人科にはあまり関わったことがありません。

ずばり、こんな本を待っていました!
プライマリケアで女性にどうか変わるかを体系的にまとめた本です。
(薬剤師の立場からすると、産婦人科を体系的に学べる本は少ないのが現状です)
我々が主に関わるのは妊婦授乳婦で薬を適正に使用する場面なので、本書を読むと目からウロコだと思います。

ポイントを 3 つ挙げます。

1:引用・参考文献が豊富、かつ著者の考え方が分かる
なんでもエビデンスというのは語弊がありますが、本書は文献の記載がとても豊富。
こんな文献、ガイドライン・指針があるのかと驚きつつも、より勉強を深めることができます。
さらに、なぜ葉酸を取るべきか、HPVワクチンは有効か、乳癌検診は必要か、など
日常診療の疑問について著者らの意見も読み取れます。

複数著者ですが、文献にはこう書いてあるが、私はこう考える…などと書かれていたり、
プラクティスも垣間見えるのが良いですね。
著者らの意見の押し付けになっていない所に好感を持てます。

2:女性のライフステージに合わせた関わり方を示している
本書は、女性疾患から始まり、妊娠〜出産、授乳、子供やパートナーとの関わり、女性に使う薬まで幅広く扱っています。
広いですが浅すぎるわけでもなく、各章ではプライマリケアでどう説明するかなど具体的な関わり方まで記載されており、
薬剤師にとっても服薬指導に即応用可能な内容です。
繊細な女性診療の中で、ライフステージに合わせてどのように必要な情報を引き出すかのコツも学ぶことが可能です。

3:お母さんと子供・パートナーの関係にも注目
本書の後半では、子供やパートナーとの関わりまで記載されています。
母乳はいつまで与えればいいのか、子供の事故を避けるにはどうすればいいか、
またDVについても書かれており、家族関係にも踏み込んで勉強するのにも向いています。
このような内容は、薬剤師として学ぶ機会が少ないのでとても嬉しく思います。

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