「型」が身につくカルテの書き方 の感想
参照データ
タイトル | 「型」が身につくカルテの書き方 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 佐藤 健太 |
販売元 | 医学書院 |
JANコード | 9784260021067 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
タイトルの通りカルテの書き方の「型」を、カルテ全体に共通する概念である「基本の型」と、様々なシチュエーション(病棟・一般外来・救急外来・集中治療etc)における「応用の型」に分けて、着実に身につく構成になっています。
私は現在病院実習中の医学生ですが、大学や病院の先生方からは中々このように体系だったカルテの書き方を教わる機会はありません。
また、先生方のカルテを参考にしようにも、(プロ故に)簡潔すぎることが多く、医学的知識や経験の欠如している医学生が真似しようとすると見落としの可能性が高いです。
もちろん先輩たちの多くはそのようにして試行錯誤しながら自分のスタイルを確立されたのだと思いますが、このように電子カルテが普及してきて、さらに訴訟やカルテ開示請求の可能性の高まってきている時代には、効率よく「清く正しいカルテ」の書き方を身に着けたいところです。
そのような期待に答えてくれるのが本書だと思います。
その上で、武道の守破離の精神よろしくそれぞれに合った型を作り上げて行けば良いと思います。
個人的には、本書を参考にしながらカルテを書き始めたところ、初めは確かに時間がかかりましたが、型に慣れ始めカルテを書くスピードが速くなるとともに、同じ血液検査でも患者ごとに確認しなければならない検査値(それが色のついた異常値とは限らない!)や、経過を追う上で忘れずに診察しなければならない所見が徐々に浮き彫りになってきていることを実感しています。
カルテをしっかり書けると、臨床推論や情報収集の能力も一緒に向上するのが嬉しいところで、それを一番体感出来るのが医学生や初期研修医なのだと思います。
さらに、退院時要約がほぼカルテのコピペで済むと言う現実的なありがたさもあります。
医学的知識を身につけるのは当然ですが、一生使うスキルとなるカルテの書き方を本書で、プレゼンテーションの仕方を『臨床医のための症例プレゼンテーション A to Z』で学びながら実践すると、約1年半におよぶ病院実習をただの「見学」から「デキレジへの第一歩」として活用出来るかもしれません。
私は現在病院実習中の医学生ですが、大学や病院の先生方からは中々このように体系だったカルテの書き方を教わる機会はありません。
また、先生方のカルテを参考にしようにも、(プロ故に)簡潔すぎることが多く、医学的知識や経験の欠如している医学生が真似しようとすると見落としの可能性が高いです。
もちろん先輩たちの多くはそのようにして試行錯誤しながら自分のスタイルを確立されたのだと思いますが、このように電子カルテが普及してきて、さらに訴訟やカルテ開示請求の可能性の高まってきている時代には、効率よく「清く正しいカルテ」の書き方を身に着けたいところです。
そのような期待に答えてくれるのが本書だと思います。
その上で、武道の守破離の精神よろしくそれぞれに合った型を作り上げて行けば良いと思います。
個人的には、本書を参考にしながらカルテを書き始めたところ、初めは確かに時間がかかりましたが、型に慣れ始めカルテを書くスピードが速くなるとともに、同じ血液検査でも患者ごとに確認しなければならない検査値(それが色のついた異常値とは限らない!)や、経過を追う上で忘れずに診察しなければならない所見が徐々に浮き彫りになってきていることを実感しています。
カルテをしっかり書けると、臨床推論や情報収集の能力も一緒に向上するのが嬉しいところで、それを一番体感出来るのが医学生や初期研修医なのだと思います。
さらに、退院時要約がほぼカルテのコピペで済むと言う現実的なありがたさもあります。
医学的知識を身につけるのは当然ですが、一生使うスキルとなるカルテの書き方を本書で、プレゼンテーションの仕方を『臨床医のための症例プレゼンテーション A to Z』で学びながら実践すると、約1年半におよぶ病院実習をただの「見学」から「デキレジへの第一歩」として活用出来るかもしれません。