立教大学 by AERA (AERA Mook) の感想

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立教大学の前を通るたびに、キャンパスの雰囲気の良さに魅かれていたこともあり、偶然、この本を書店で目にしたので、試しに買ってみました。
小生は立教とは縁のない、単なる「通りすがりの者」（笑）ですが、けっこう楽しめたのは、さすがアエラ編集部さん。
大学が発行するパンフレットとはひと味違う、読み物として読んでも面白い作りとクオリティになっています。
巻頭の立教OBの周防正行さんと佐野元春さんの対談は、有名になる以前の学生時代の話もあって、「へ~、こういう学生時代を送って、今があるわけね」と納得。
映画監督の青山真治さんの情熱授業のページなど、ちょっと潜り込んで授業を受けてみたくなりました。
最先端の研究分野を紹介する名物教授陣のページは、知的好奇心をそそられます。
大学を卒業してウン十年経ちますが、もう一度、大学に入り直して自分のアタマをバージョンアップしたくなってきますね。
立教大の雰囲気や名物教授の人柄を伝えるビジュアルがいいせいか、大学の雰囲気に浸りながらしっかり読ませていただきました。
これで840円は安いかも？
この本は多分、受験生やＯＢ、現役の立教大生向けに作られたのでしょうが、「大人の科学」や「大人の社会科見学」が流行っている昨今、知的刺激を受けて、自分の中の忘れていた勉強意欲を引き出すきっかけの書として、ちょうどいいかもしれませんね。
これから大学受験をめざす若い人たちにもおススメです。
欲をいえば、個々の教授やＯＢの話に、もう少しスペースを割いて多くを語ってもらえれば良かったと思います（値段の関係で大変でしょうが・・・）。