読むだけで思わず二度見される 美人になれる の感想

かわいい本です。中身も装丁もふわふわ綿菓子みたいな感じです。

「足を美しく見せない靴は意味がない」、「華奢は作るもの」、「品+大胆さ＝存在感」など項目はキャッチーで分かりやすいけど、写真がほとんどなくて（あっても著者のポートレイトみたいな写真でしかも小さい）、ほぼ文章の説明なので具体的にイメージがしにくいです。
実際に靴や洋服を買うときの参考にはならないモチベーションアップのイメージ本という感じです。

「魔法の「透けカラー」できゅんとさせ続ける美人になる」と言われも、その透けカラー（「自分にぴったりくるアッシュカラー」）が具体的に何なのか、文章からはわからない。。
そもそも一人ひとり顔立ちも目の色も肌色も違うのに日本人全員にアッシュが似合うのか？ハーフの方とかは？
ロングもショートもアッシュがベストなのか？

自分に置き換えてのイメージができずに次の項目を読んでるうちに前の内容を忘れていく、そんな感じです。
自分のイメージ力がないだけかも知れませんが、実用性は？です。
肝心なことが具体的に分からず、ただ読む分には楽しいけど内容がほとんど頭に入らない。。

香水の付け方は参考になりましたし、他にも参考になる箇所もありましたが、「先端美」とか今まで類書で散々語られてきたことをかわいく語り直した感じで新鮮味がありませんでした。

あと、「女たるもの、ほうれい線を撲滅するのは義務」はさすがに言い過ぎでは、と思います。