ニュースで伝えられない この国の真実 の感想

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タイトルニュースで伝えられない この国の真実
発売日2015-04-18
製作者辛坊 治郎
販売元KADOKAWA/中経出版
JANコード9784046012159
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » マスメディア » ジャーナリズム

購入者の感想

ざっくばらんな語り口で、私見を述べています。

・奥尻島の震災により、1000億も使って巨大防潮堤を使ったが、
 観光客は来なくなった。正しい選択だったのか。
 東北の巨大防潮堤も同じではないか。
・40年間の受験制度改革は、無能な者をたくさん大学や世の中に、
 送り出しただけ。
・車の暴走事故の影の犯人は、自動運転により免許が不要になる事で、
 利権を失う者ではないか。
・北方領土問題の解決は、アメリカの不利益なので、集団的自衛権と
 セットにしないと困難だ。
・STAP細胞問題は、小保方研究室で、容姿だけでちやほやされる者への
 怒りが黒幕だ。
・大阪では、義務については教えず、権利だけを教育された結果、
 異常に高い生活保護率となった。

関西の方にはおなじみ、「ここまで言って委員会NP」で保守論客たちを仕切り、大学の客員教授も務める著者の最新作です。

実は、著者には、その肩書に騙されて、つまらない本を買ってしまった経験もあるのですが、今回は、

・「私の『キャスター生命』にかかわるくらい危ない本です」とオビにあったこと
・項目を見ると、

−STAP細胞騒動の「黒幕」
−古手のテレビプロデューサーに左翼の人が多い理由
−あなたが読んでいる新聞 大丈夫ですか 等々

面白そうなタイトルが並んでいる。というわけで、「今回は大丈夫かな」と思い、手に取った本です。

で、読んでみました。感想は、

・4大新聞の記事比較等の、まあ、面白いかなと思うものもあったのですが、

全般には、

・知っていること+ほんのちょっとのαしただけ
・国内問題が大層で、中韓米といった国際問題は、1〜2個ある程度

の内容でした。確かに、どこぞのジャーナリズムと違って、捏造はありませんが、まだ、マスメディアに慮って隠してるやろ(というか、本当に知らないのか)という、まあ、読んで、毒にはならんけど、別に読まんでもいいわという本でした。

そこで、気付いたのですが、「辛坊治郎・古賀茂明」と「橋下徹・田母神俊雄」の違いって、わかりますか?

前者は、政治家への立候補を依頼されながら断り、机上で勉強されている、命を大事にされる方。後者は、政治家として(or政治家を志して)、修羅場をくぐり抜け、命がけの方。

そりゃ、前者の方が書く物より、後者の方が書く物の方が深いし、面白いですよね。

というわけで、最近の時事本を読まれるなら、断然、田母神俊雄

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