家守綺譚 の感想
参照データ
タイトル | 家守綺譚 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 梨木 香歩 |
販売元 | 新潮社 |
JANコード | 9784104299034 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
このところ絵本づいていた梨木香歩の久々の小説です。
定職を持たずにのんびりと季節の中で時間を送る主人公と
彼岸から訪れる行方不明になった親友のさりげないやりとりが秀逸です。
坂田靖子の「村野」などの短篇や、今市子の「百鬼夜行抄」などを彷彿させる
優しい物の怪たちと時間におきざりにされたような男たちの関わりが心に残ります。
ひとつひとつの章の終わりが、静かに後を引く読後感で
ページが終わるのを残念に思いながら、ゆっくりと読みたい本です。
定職を持たずにのんびりと季節の中で時間を送る主人公と
彼岸から訪れる行方不明になった親友のさりげないやりとりが秀逸です。
坂田靖子の「村野」などの短篇や、今市子の「百鬼夜行抄」などを彷彿させる
優しい物の怪たちと時間におきざりにされたような男たちの関わりが心に残ります。
ひとつひとつの章の終わりが、静かに後を引く読後感で
ページが終わるのを残念に思いながら、ゆっくりと読みたい本です。