ヒトのオスは飼わないの? (文春文庫) の感想
参照データ
タイトル | ヒトのオスは飼わないの? (文春文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 米原 万里 |
販売元 | 文藝春秋 |
JANコード | 9784167671037 |
カテゴリ | 文学・評論 » エッセー・随筆 » 日本のエッセー・随筆 » 近現代の作品 |
購入者の感想
著者の家のペット騒動を綴っている内容が、かなりの現実味を持って迫ってくる上に、並々ならぬ親近感を抱かせるので、一気に読んでしまう。下手な小説などより何倍も面白い。動物を扱った内容でこれまで感心したものには、ジェイムズ・ヘリオットの著作シリーズがあったが、イギリスでの出来事でもあり、あまりにも良く出来た話の連続に、少々作り事めいた匂いを感じたことも確かだった。それに比べると、この本の持つ共感度の高いことは折り紙付きといえる。読み終わると、いま自分の飼っているペットが、数倍可愛くなること請け合いである。ぜひとも続編が読みたい。