マンガでわかる よのなかのルール (単行本) の感想

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我が家の娘はADHDアスペルガーなのですが、知能遅滞は無いもののコミュニケーション能力は皆無です。
他人の顔色を見ることも感情を感じ取る事も出来ません。
言葉は文字通り受け取るので、曖昧な境界線を持つ人付き合いやルールを守ることがとても難しく、トラブルの連続です。
自分でも気にしているのかこういった本を置いておくとまるでバイブルでも見つけたようにひたすら読んでくれます。
この本はとてもわかりやすかったですし、娘にもちゃんと理解することが出来ました。

ただ、こういった本やアスペルガーなどの子供の障碍を扱った本はできれば、みんな中見が出来るようであれば良いと思います。
してあっても見開きや目次のみの閲覧が多いですが、多少は内容にさわった程度は見せていただけると、購入しやすいと思いますので、できればそうして欲しいと思います。

左ページに四コマ漫画が二つ、右ページに短くテーマにちなんだアドバイス

すごく重い躾や常識のテーマでも、かわいいタッチの漫画で良い例悪い例を並列して左側に
描いてあります。小学校低学年でも十分楽しめる漫画です。

親子で、また学校の道徳で共に読んで考える教材的な視点での著書となっていますが
｢ママがいつも思っていること」を、楽しい四コマ漫画でさりげなく
子供にツンツンとソフトアタックしてくれているので
ママもガミガミ叱る割合が減ることまちがいなし。

テーブルの上に、しらんぷりして置いてください。
きっとお子さんは、「なんだこれ」といって手に取り夢中になって読むと思います。

値段は少々高く感じますが、買って損はないと思います0