マクドナルド 失敗の本質: 賞味期限切れのビジネスモデル の感想
参照データ
タイトル | マクドナルド 失敗の本質: 賞味期限切れのビジネスモデル |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 小川 孔輔 |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492502617 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 産業研究 » サービス・小売 » 外食産業 |
購入者の感想
大学のころアルバイトを始めた新規開店のカラオケボックスで、
客足がイマイチだった時、時間あたりの価格が高すぎるのではないか?
せめてあと数百円下げてはどうか?とオーナーに提案したことがありました。
その時のオーナーの言葉を思い出しました。
「一度下げた価格は絶対に戻せないんだよ」
オーナーは、このカラオケボックスは駅前の低価格カラオケボックスよりも
遥かに高い居心地とサービスを提供している。当然価格も高い。
でも、この雰囲気を知ってもらったら、ある一定の層はリピートしてくれるはず。
そう信じて駅前でチラシを配るなど、徹底的に告知して初来店客を増やし、
その後、安定した客数と客単価を獲得していました。
客足が不調だからといって安易に低価格路線に走れば、
短期的な客数はあがるもののプレミアム感は失われる。
誰もが陥ってしまうこの基本的な「罠」が失敗の本質であると思います。
その他、既存店を過剰に整理統合してしまったことによる
「逆ドミナント現象」あたりの分析も非常に興味深かったです。
「人の振り見てわが振りなおせ」
小売、サービス、飲食店経営をされている方、
それらのマーケティング、コンサルティングにかかわる方
必読の書であると思います。
客足がイマイチだった時、時間あたりの価格が高すぎるのではないか?
せめてあと数百円下げてはどうか?とオーナーに提案したことがありました。
その時のオーナーの言葉を思い出しました。
「一度下げた価格は絶対に戻せないんだよ」
オーナーは、このカラオケボックスは駅前の低価格カラオケボックスよりも
遥かに高い居心地とサービスを提供している。当然価格も高い。
でも、この雰囲気を知ってもらったら、ある一定の層はリピートしてくれるはず。
そう信じて駅前でチラシを配るなど、徹底的に告知して初来店客を増やし、
その後、安定した客数と客単価を獲得していました。
客足が不調だからといって安易に低価格路線に走れば、
短期的な客数はあがるもののプレミアム感は失われる。
誰もが陥ってしまうこの基本的な「罠」が失敗の本質であると思います。
その他、既存店を過剰に整理統合してしまったことによる
「逆ドミナント現象」あたりの分析も非常に興味深かったです。
「人の振り見てわが振りなおせ」
小売、サービス、飲食店経営をされている方、
それらのマーケティング、コンサルティングにかかわる方
必読の書であると思います。