霊応ゲーム (ハヤカワ文庫 NV レ 5-1) の感想
参照データ
タイトル | 霊応ゲーム (ハヤカワ文庫 NV レ 5-1) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | パトリック レドモンド |
販売元 | 早川書房 |
JANコード | 9784150413439 |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 英米文学 |
購入者の感想
50年代、イギリスの寄宿学校で起こる凄惨な出来事を描いた
ゴシック風味のホラー。
中心となるのは、他者を拒絶し自分達の世界にこもる二人の少年。
一人は誰もが一目置くような危険で魅力的な少年、もう片方は
素直で地味、善良な子である。この王道のような組み合わせに
オカルト的要素が加われば、好きな人にはたまらない一品になること
間違いなしだろう。
読みやすい文章でどんどん進むので、登場人物たちの抱える傷が
表面化する中盤からエンディングまでは、まさに一気読みだった。
表紙も美しいイラストで、同性愛を扱っているがそれがメインでは
なく、描かれているのはそれぞれが抱える内面の苦悩と、愛情に
対する渇望。決してマニア向けに書かれた作品ではないので、
男性の方も嫌悪感なく読めることと思う。
是非この時代の雰囲気に浸って楽しんでほしい。
ゴシック風味のホラー。
中心となるのは、他者を拒絶し自分達の世界にこもる二人の少年。
一人は誰もが一目置くような危険で魅力的な少年、もう片方は
素直で地味、善良な子である。この王道のような組み合わせに
オカルト的要素が加われば、好きな人にはたまらない一品になること
間違いなしだろう。
読みやすい文章でどんどん進むので、登場人物たちの抱える傷が
表面化する中盤からエンディングまでは、まさに一気読みだった。
表紙も美しいイラストで、同性愛を扱っているがそれがメインでは
なく、描かれているのはそれぞれが抱える内面の苦悩と、愛情に
対する渇望。決してマニア向けに書かれた作品ではないので、
男性の方も嫌悪感なく読めることと思う。
是非この時代の雰囲気に浸って楽しんでほしい。