村上さんのところ　コンプリート版 の感想

単行本も買いましたが、欲しくなって、kindleを購入しダウンロード。読者として、はからずも電子書籍デビューとなりました。
正直、まだ扱いに慣れないので、今のところソフトカバーの方が読みやすいです、が、サイトや単行本では日付順なのに対し、電子書籍ではカテゴリー別にまとめて読むことも出来るので、これは便利です。
たとえば、作品についての質問・回答中心に読みたいときは「13：作品について思うこと(作品論)」を選択して読むとか・・・。
そんな新しい読書体験もできて、仕事や生活の息抜きに、kindleのカバーを開いて楽しんで読んでいます。

村上主義者の一人としては、膨大な質問に対する村上さんの回答から、自作や執筆に対する考えや人となりがうかがえてつくづく興味深いし、今を生きる人間の一人として、他人様への回答に、我がことのように目頭が熱くなったり励まされたりします。
リアルタイムでサイトをお読みになった方には、ご存じのとおりです。
これからも、折に触れこの本をひもとくことになるでしょう

まだ全部に目を通したわけではないのですが、電子書籍とソフトカバーを比較して気が付いたのは、最初に読んだ村上さんの「まえがき」はコンプリート版の方が長いです(というか、おそらく字数の関係でソフトカバー版の方は要約されているようです)。
自分が思わずウルっとしてしまった村上さんの励まし「この人生、この世の中、いろんなややこしいことがあると思いますが、みなさん、どうかがんばって生きていってくださいね。」が、まえがきにあるのは電子書籍版の方であります。
ささいなことですが、ご参考まで。