ギルバート発生生物学 の感想

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参照データ

タイトルギルバート発生生物学
発売日販売日未定
販売元メディカルサイエンスインターナショナル
JANコード9784895928052
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » 生物学

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定番の教科書であるギルバートの「Developmental Biology」の第10版(2014)の翻訳である。本書の特徴は監訳者・阿形清和氏の序に明らか。
 それによると、「発生生物学は19世紀の「比較形態発生学」に端を発し、シュペーマンの「実験発生学」へと発展した。しかし、誘導因子の同定で明け暮れる空白の時代をショウジョウバエの「発生遺伝学」が革新した。ホメオボックスの発見が「エボデボ」として3つの学問領域をつなぐことになる。ギルバートはエボデボをさらに進めて、エコエボデボを提唱している。すなわち、環境の変化や生態系が発生に影響を与え、それを含めて生物の進化を総合的に考察しようという方向性である。ギルバートは第10版から第19章[第9版では第18章]のタイトルを「Ecological Developmental Biology」としている」(要約した)。
 既にギルバートとイーペルの本『Ecological Developmental Biology』が『生態進化発生学』(東海大学出版会)として翻訳されていて、これも無類に刺激的な本である。本訳書はギルバートの許可を得て原著よりも最新の内容に変更しているそうである。ギルバートは日本語版の内容を次の最新版に反映させると約束している。阿形氏は「われわれが40年間かけてリアルタイムで学んできたことを、次世代を担う若者たちが一ヶ月で習得することを目的に書かれている」と推薦している。つまり、日本の若者たちがこの本で最先端を学べることになるのである。
 英語版第9版との違いはCHAPTER 5「Early Development in Selected Inbertebrates (選ばれた無脊椎動物の初期発生)」の章が,第5章「初期発生(巻貝と線虫における急速な細胞運命特定化)」と第7章「ウニ類とホヤ類」の二章に分かれたこと(そのため第7章以降は章がひとつづつ後ろにズレている)、CHAPTER 17「Medical Aspects of Developmental

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