セルプロセッシング工学―抗体医薬から再生医療まで の感想
参照データ
タイトル | セルプロセッシング工学―抗体医薬から再生医療まで |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 高木 睦 |
販売元 | コロナ社 |
JANコード | 9784339067392 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 生物・バイオテクノロジー » バイオテクノロジー |
購入者の感想
動物細胞が生体外にて培養可能になってからほぼ100年が経とうとしている。動物細胞の産業利用は1980年代に本格的に開始されて以来、蛋白質医薬品生産から細胞を用いた再生医療や細胞治療、さらには医薬品や化合物等の評価にまで、非常に幅広く利用され、現在のバイオテクノロジーやバイオ産業には必須の「アイテム」となっている。これら動物細胞の産業利用を支えているのは、まさに生物工学の基本分野である「培養工学」である。本書はその中でも特に動物細胞を用いた培養工学に焦点をあてた学部および大学院生向けの教科書である。これまで本分野についてハンドブック的なものは存在したが、体系的に学ぶに適した成書はほとんどなかった。本書は、大学生、大学院生の教科書としてのみならず、現実に本分野における現場に直面している技術者にとっても、現在用いている技術および関連技術を体系的に学習するのに適しており、現実の問題解決に役立つものと大いに期待される。