誤り訂正符号と暗号の基礎数理 (テレビジョン学会教科書シリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 誤り訂正符号と暗号の基礎数理 (テレビジョン学会教科書シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 笠原 正雄 |
販売元 | コロナ社 |
JANコード | 9784339010541 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » 社会・政治 |
購入者の感想
この手の本は難しい数学の知識が必要なものが多いのですが、タイトルのとおりです。簡単(手計算で確認可能)な具体例が載っていますので、確認しながら読めばなんとかなります。ただし、あくまで工学部向きHowto本です。何をやってる、どうやってるとかはわかりやすいのですが、Whyを解決するのには向きません。そういうのを知りたい人(理学部系ていうか数学屋さん?)は「難しい本」を読めばよいと思います。
一部数学的な定義とかが妖しい部分がありますがHowToto本と割り切って読めば問題ないと思います。たとえば、P.9定義1.7(これが間違い)はP.15定義1.9と矛盾するとか、P.74の剰余類の定義が妖しいとかあります(これは同ページの図2.1が正解だったりします)。
ということで、理屈はいらない、何やってるかだけ知りたいという人にはお勧めです。この手の本にしては安いので損は無いと思います。
ちなみに私がこの本でもっともお勧めな部分をあげるとするならばDES暗号の説明です。秘密鍵暗号を勉強する人は必見です。他の本では複雑すぎて読むのをあきらめましたがこれなら読めます。
一部数学的な定義とかが妖しい部分がありますがHowToto本と割り切って読めば問題ないと思います。たとえば、P.9定義1.7(これが間違い)はP.15定義1.9と矛盾するとか、P.74の剰余類の定義が妖しいとかあります(これは同ページの図2.1が正解だったりします)。
ということで、理屈はいらない、何やってるかだけ知りたいという人にはお勧めです。この手の本にしては安いので損は無いと思います。
ちなみに私がこの本でもっともお勧めな部分をあげるとするならばDES暗号の説明です。秘密鍵暗号を勉強する人は必見です。他の本では複雑すぎて読むのをあきらめましたがこれなら読めます。