米朝らくごの舞台裏 (ちくま新書) の感想

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参照データ

タイトル米朝らくごの舞台裏 (ちくま新書)
発売日販売日未定
製作者小佐田 定雄
販売元筑摩書房
JANコード9784480068262
カテゴリジャンル別 » エンターテイメント » 演劇・舞台 » 演劇

購入者の感想

 昭和41年に京都の安井金毘羅宮の境内にある会館で始まった
「桂米朝落語研究会」の座談会の内容や反省会の貴重な記録、
そしてラジオや雑誌の対談で知り得た逸話や米朝の言葉などが、
代表的なネタごとにびっしり詰まっている。

 その40席のネタは、次の通り。

 足上がり/愛宕山/池田の猪買い/一文笛/稲荷俥/馬の田楽/親子茶屋/
 怪談市川堤/景清/かわり目/胆つぶし/くしゃみ講釈/けんげしゃ茶屋/
 高津の富/小倉船/仔猫/こぶ弁慶/堺飛脚/算段の平兵衛/鹿政談/
 地獄八景亡者戯/しまつの極意/除夜の雪/疝気の虫/代書/たちぎれ線香/
 茶漬間男/つる/天狗さし/天狗裁き/動物園/ぬけ雀/猫の忠信/
 はてなの茶碗/百年目/坊主茶屋/本能寺/まめだ/らくだ/禍は下

 あとがきを書いている時に訃報に接したとのこと。
 
 米朝から聞いた昔の噺家さん、なかでも師匠四代目桂米團治に
 関する内容も少なくない。
 できれば、ご本人に直接お渡ししたかったのだろうと思う。

 結果として追悼記念的な発行になったが、師匠四代目米團治から米朝を通じ、
多くの弟子に伝わる噺の背景などを知ることのできる貴重な本。

 上方落語ファンのみならず、落語が好きな方なら、きっと楽しめる本。
 推奨します。

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筑摩書房から発売された小佐田 定雄の米朝らくごの舞台裏 (ちくま新書)(JAN:9784480068262)の感想と評価
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