月刊WiLL (ウィル) 2015年 06月号 の感想
参照データ
タイトル | 月刊WiLL (ウィル) 2015年 06月号 |
発売日 | 2015-04-24 |
販売元 | ワック |
JANコード | 4910183970655 |
カテゴリ | ジャンル別 » 雑誌 » 文芸・総合 » 総合 |
購入者の感想
今回は中国に関する記事を中心に1冊の本が作られているような6月号です
何かと話題のAIIBに関してもかなりわかりやすくAIIBを通してその先にある
中国の金儲けの野望なんかを暴かれています
このAIIB設立も人民元を基軸通貨にするためだとバッサリかいててWillらしくて面白い
なぜEUがAIIBに参加したのか気になっていたんですが
このWillの話によるとシティが金儲けを考えて動いたとのことで
ヨーロッパが中国全体に媚びてるわけではないという話をしてましたが
アメリカも金儲け考えればいつAIIBに参加するかとわからない点もありますし
ただ日本とアメリカが参加しなければ格付けでの高い地位は確証されないでしょうし
ADBに喧嘩売ってきたようなAIIB設立に日米が参加するべきなのか?というのはあります
で、そのパートだけ読み終えて閉じようとしたら最後にあった南京事件を日本の教科書
で8社のうち自由社だけが記述しなかったという話がなかなか興味深かったです
産経新聞に出たという記事が南京事件の記述を見送った理由のようですが
明らかに虚構のネタなはずなのにほかの7社すべて南京事件はあったと記述されている始末
流石に「30万人」だの「レイプがあった」のような明らかな嘘でしかない記述はなくなってるとのことですが
いつまで慰安婦といいこういう嘘を垂れ流すのを容認するつもりなのか? と警鐘を鳴らさずにはいられないです
何かと話題のAIIBに関してもかなりわかりやすくAIIBを通してその先にある
中国の金儲けの野望なんかを暴かれています
このAIIB設立も人民元を基軸通貨にするためだとバッサリかいててWillらしくて面白い
なぜEUがAIIBに参加したのか気になっていたんですが
このWillの話によるとシティが金儲けを考えて動いたとのことで
ヨーロッパが中国全体に媚びてるわけではないという話をしてましたが
アメリカも金儲け考えればいつAIIBに参加するかとわからない点もありますし
ただ日本とアメリカが参加しなければ格付けでの高い地位は確証されないでしょうし
ADBに喧嘩売ってきたようなAIIB設立に日米が参加するべきなのか?というのはあります
で、そのパートだけ読み終えて閉じようとしたら最後にあった南京事件を日本の教科書
で8社のうち自由社だけが記述しなかったという話がなかなか興味深かったです
産経新聞に出たという記事が南京事件の記述を見送った理由のようですが
明らかに虚構のネタなはずなのにほかの7社すべて南京事件はあったと記述されている始末
流石に「30万人」だの「レイプがあった」のような明らかな嘘でしかない記述はなくなってるとのことですが
いつまで慰安婦といいこういう嘘を垂れ流すのを容認するつもりなのか? と警鐘を鳴らさずにはいられないです
今月号も、面白い記事が満載なのですが、その中から、特に面白かった「歴史観」「AIIB」について、レビューしたいと思います。
〇戦後日本の欺瞞とアメリカ(佐伯啓思氏)
・1945年の9月2日から52年の4月28日までは日本は主権を奪われた被占領国家であったということです
・日本の主権はGHQによって「制限される」ということなのです
・この主権を持たない期間に行われたことは、日本の主権的な意思の行使とは言えません。その場合に最も問題になるのが憲法でしょう。近代憲法としての正当性を持っていないということなのです
・このように戦後日本の路線が、まず基本的にアメリカの考え方と方針に従って引かれたことを忘れてはなりません
・アメリカの考え方とは、アメリカの歴史観ということです。大東亜戦争が、自由や民主主義や平和を愛する国際社会に対する日本による侵略戦争であったという歴史観です
・アメリカの歴史観は日本のそれとは根本的に異なり、戦争を常に「正義と悪の戦い」と捉えるものです。正義とは自由と民主主義を守る側で、悪とはそれを侵略する側だという考え方です
・第一次世界大戦も、ベトナム戦争も、東西冷戦も、イラク戦争も、いずれもアメリカは自由と民主主義を守るための正義の戦争だと主張してきました
・日本は「勝者の裁き」である東京裁判を、あたかも「文明の裁き」であるかのように持ち上げ、ただ「判決」を受け入れただけのサンフランシスコ講和条約で、東京裁判の背後にあるアメリカ型の「文明と野蛮の対決」といった歴史観や道徳まで受け入れてしまった
・そして、平和憲法と日米安保体制の下で国際社会に復帰し、民主的日本へと再生した、という「物語」を作り出していったのです。これが戦後日本の基本路線でした
・しかし、平和主義は日本に再軍備させないための方策であり、アメリカに考えが近い同盟国を作っておけば安全だ、という考えから占領政策を行い、民主化を進めたのです
〇戦後日本の欺瞞とアメリカ(佐伯啓思氏)
・1945年の9月2日から52年の4月28日までは日本は主権を奪われた被占領国家であったということです
・日本の主権はGHQによって「制限される」ということなのです
・この主権を持たない期間に行われたことは、日本の主権的な意思の行使とは言えません。その場合に最も問題になるのが憲法でしょう。近代憲法としての正当性を持っていないということなのです
・このように戦後日本の路線が、まず基本的にアメリカの考え方と方針に従って引かれたことを忘れてはなりません
・アメリカの考え方とは、アメリカの歴史観ということです。大東亜戦争が、自由や民主主義や平和を愛する国際社会に対する日本による侵略戦争であったという歴史観です
・アメリカの歴史観は日本のそれとは根本的に異なり、戦争を常に「正義と悪の戦い」と捉えるものです。正義とは自由と民主主義を守る側で、悪とはそれを侵略する側だという考え方です
・第一次世界大戦も、ベトナム戦争も、東西冷戦も、イラク戦争も、いずれもアメリカは自由と民主主義を守るための正義の戦争だと主張してきました
・日本は「勝者の裁き」である東京裁判を、あたかも「文明の裁き」であるかのように持ち上げ、ただ「判決」を受け入れただけのサンフランシスコ講和条約で、東京裁判の背後にあるアメリカ型の「文明と野蛮の対決」といった歴史観や道徳まで受け入れてしまった
・そして、平和憲法と日米安保体制の下で国際社会に復帰し、民主的日本へと再生した、という「物語」を作り出していったのです。これが戦後日本の基本路線でした
・しかし、平和主義は日本に再軍備させないための方策であり、アメリカに考えが近い同盟国を作っておけば安全だ、という考えから占領政策を行い、民主化を進めたのです